■2013年12月13日の「今日のことば」■
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「幸せって何なの?」と考え始めると、
迷路の中に入り込んでしまいます。 それで、何人かの女性に聞いてきました。 まとめると、こんな感じになるでしょうか。 「愛する人と結婚して、子どもを産んで、かけがえのない家族を作り、 老後も心配いらないくらいのお金があって、やりがいのある仕事を 持ち、何でも話せる友人がいて、健康である」 すごいの一言に尽きます。これぞまさに幸福の鑑(かがみ)。 手に入れられるものなら、私もそのすべてがほしい。 けれど、そんな私も少しずつ年を取りました。 少しは経験も積んだし、さまざまな人も見てきました。 そして今、思うのです。 それらがすべて揃うなんてことが本当にあるのだろうか。 一見、というのはあります。 結構あるかもしれない。 あんなふうに生きられたら、どんなに幸せだろうと、 羨ましく思う人が私の周りにもたくさんいます。 けれど、時間がたつにつれ、そこに他人にはわからない、 知られたくない葛藤がどれほど隠されているか、 垣間見えるようになってくるのです。 あの人と結婚できなかったら死ぬと言っていたカップルは、 見事離婚してしまいました。離婚とまでいかなくても、 愚痴不満を聞かされるケースはいっぱいあります。(略) お金があるけれど、それにまつわる 兄弟親戚とのトラブルが絶えない。 健康には自信があったのに、最近どうも具合が悪くて不安。 それらのことが、いっぺんでないにしても、 入れ替わり立ち替わりやってきて、幸福の邪魔をするのです。 こんなことを書いたのは、何も人様の幸福に ケチをつけたかったわけじゃありません。 いろんな人を見るにつけ、所詮、条件として挙げられる幸福など、 はかないものだなぁと、実感するようになったということです。
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