■2013年12月15日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
お酒に強い、ということは、
決して量がいける、ということではないのです。 たくさん飲めたって、酔いつぶれたら弱いのと同じ。 早い話、自分の適量を知っている、ということでしょう。 これ以上飲んだらどうなるか、それを把握して いちばん楽しくいられる状態をキープできる。 明日のこともちゃんと考えられる、 そういう人が最もお酒に強いということになるのです。(略) ある飲み会で、AさんとBさんが険悪な状態になりました。 仕事のことで、どうやら何か行き違いがあったようです。 お酒が入るに従って、Aさんはだんだんと興奮してきて、 Bさんに、 「おまえは口のきき方が生意気なんだ」とか、 「おまえは躾が悪い、片親だから、育てられ方が悪かったんだ」 とか、ほとんど言いがかりみたいなことを言い出したのです。 Bさんは黙りました。 聞いていて、周りのみんなもとても不愉快になったのですが、 仲間の一人がまあまあと間に入り、その場はなんとか収まりました。 翌日、AさんはBさんに謝ったそうです、その時、 「どうかしてた、酒が言わせたことだと思って忘れてくれ」 と、言ったというのですが、 私はそれを聞いてもっと不愉快になりました。 酔ったら何でも言っていいのか。 酔わないと言いたいことも言えないのか。 酔って本心が出ただけじゃないのか。 シラフの時に言えないなら、酔った時にも言うな。 何でもかんでもお酒のせいにする、 そんな奴はお酒を飲む資格はありません。 いっぱしの大人が口にしたことは、酔っていてもいなくても、 ちゃんと責任を負わなければならないのです。 酔うと、つい気がゆるんでしまう… それがリラックスにつながるわけですが、 飲み屋は自宅の居間ではありません。 自分のリラックスが、他人のストレスにならないよう、 スマートにカッコよく、今夜も飲みたいものです。
まゆの感想
最初は、楽しくお酒を飲んでいたのに、
飲み過ぎると目がすわって、人が変わり、 饒舌になる、説教を始める、しつこくなる、泣き上戸、 怒り上戸になる、さわり魔になる、暴れる、 際限なく飲み続ける、潰れてしまい自分がなくなる、 などなど、そんな状況に出くわし、ハラハラしたり、 イヤで不愉快な思いをした方は多いのではないでしょうか。 特に最悪なのは、一方が酔っていて、一方がシラフの時、 酔った勢いで、シラフの人に、言いたいことを言ったり、 本音を言ったりすることではないでしょうか。 酔っている同志なら、お互いに言ったことも忘れる、 なんてこともあるかもしれませんが、一方がシラフなら、 表情やすべての言われたことを覚えているし、忘れないし、 それが酔った人の常日頃の本心だと理解すると思います。 そして、距離ができ、信頼や友情さえなくすなんてことも、 多々あるように感じます。 今日のことばのように、シラフの時には言えないことは、 酔った時にも言わない、自分のリラックスが 他人のストレスにならないように、気をつけていきたいものです。 酔った時の自分の姿は、自分で見えませんし、 誰かを傷つけては、これからの人生楽しくなくなりますから、 お酒で、人生をだいなしにしないようにしましょう。 忘年会シーズンですが、お酒を飲むなら、限度を持って。 そして、幸せで、楽しいお酒にしたいですね。 |
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