■2012年12月07日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人と話すとき、どんな話題がいいでしょうか?
言うまでもなく、相手にとって最も関心のある話題を 取り上げることです。それでは、相手にとって いちばん関心があることと言えば、それは何でしょう? それはもちろん、その人自身のことです! 相手のことを話題にすれば、それはその人にとって いちばんの関心事ですから、相手は身を乗り出してきて、 その話題にすっかり夢中になるはずです。 相手のことを話題にしている間は、相手のちょうど痒いところを かいてあげているようなものです。 人間の本性をうまくついて仕事をしているのです。(略) 自分のことを話したいというのは人間の本性ですから、 あなた自身も自分のことを話していれば楽しいはずです。 けれども、それで得られる満足感をあきらめて、 「私」という言葉を使わないでおけるなら、 相手にとって好ましい話し相手となり、よい人間関係が 築けるようになるのです。
まゆの感想
誰かと話すとき、相手の話にじっくりと耳を傾けるより、
自分自身のことを話したいし、聞いてもらいたいと思うものです。 この本によると、それは「人間の本性」だということです。 自分の体験や思い、考えを話すことは楽しいし、すっとしますが、 それは相手も同じで、相手も自分のことを話したいし、 聞いてもらいたいと思っているというのです。 先日、電車でこんな会話を耳にしました。 A「ねえ、先日のフィギュアスケート見た? 鈴木明子、すばらしかったわね~」 B「見てなかったわ。それより、私は最近、映画を見てるの。 ○○って見た?」 A「見てないわ。鈴木明子、素晴らしくて涙がでちゃったわ」 B「私はこの頃、スターチャンネルの映画ばかりよ、いいわよ」 これで、会話が成り立っているか、満足しあっているかどうかは、 謎ですが、知らずにこんな会話をしていることは多いものです。 相手の話にちゃんと耳を傾けるということは、思っている以上に、 むずかしく、つい「私はね~」と自分の話をしたくなるのですね。 思い当たりませんか? その「私はね~」と、自分の話をするの押さえて、 相手の話を聞いてあげるとこちらの好感度があがるということです。 自分のことを聞いてもらえると、嬉しいからです。 そして、じっくりと聞いてもらい、満足すると今度は、相手も、 こちらの話を聞いてあげようと思うということですから、 まずは、相手の話にじっくりと耳を傾けるといいようです。 これは、仕事をしていく上では、とくに大事なことで、 取引先、社内での人間関係を円滑にし、仕事をうまく運ぶための コツでもあるようです。まずは、 「相手のことを話題にして、しっかりと聞く」 覚えておきたいことですね。 もちろん、日常生活でも、満足いく会話をしたいなら、 相手の話に耳を傾けることが先だそうです。 |
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