■2012年10月05日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
少なくても一生懸命やっている者を、
ちょっとした失敗で叱りつけてはいけないと思う。 ミスはミスとして 「これはこうするべきだろう、次はこうしたらどうだろう」 と建設的に持っていくのが正しい。 そして、次がまた非常に重要なのだが、 「なんでそんなことをしたんだ!」という言い方ではなく、 「何が原因だったの?」という言い方をするのである。(略) 「またやってはアカンで。で、何があったのや? あんなミスを起こすには理由があるはずや、よく考えてみよう」 と言えば、「お前は本来つまらないミスを犯すヤツではない」 という激励のニュアンスにもなる。 大事なのは上司も一緒に考えること。 「実はこれこれこうで…」 「そうか、根本の問題はここやな。わかったんなら今後は注意せい」 という具合である。 こんな調子でやれば必ず改善につながる。 そうして最後は必ず、良いところを取り上げて言い添える。 「でも、お前はいつも頑張っている。次に期待しているで」 こう言われて発奮しない人間はいない。 ガミガミ叱られるより猛烈に反省する。 ミスによって進歩するというわけだ。
まゆの感想
木下さんは、学習塾の元人気講師で、
多くの子どもたちを超難関校へ入学させてきて、 現在は、リーダー育成に力を入れておられる方ですが、 いつも、疑問に思っていたことがあるそうです。 なぜ、やった方が自分のためになるとわかっていることでも、 それが行動にうつせないかということです。 そして、ある日、こう思いついたそうです。 「そうか、ココロが理解してないんや! 人間はアタマでわかっても、 ココロでわからんと行動できない生き物なんや!」と。 それから、どうしたらココロがわかって行動するのかを 考え続け、いろいろなことを試してきたそうです。 そのひとつの方法が今日のことばに書いたことです。 ○ミスを責めず、いっしょに原因を探し出し、 次にミスをしないように導く ○そして、最後は良いところを取り上げる このような方法をとれば、叱るより、ずっとココロに響き、 次の行動に結びついていくということでした。 確かに、自分もこのようにしてもらったら、次はミスしないよう、 細心の注意をはらって仕事をし、期待にこたえるべく がんばるだろうと思えます。 自分もココロでわかること、相手もココロでわからせること、 むずかしいことですが、これができたらいいなぁ…と思います。 |
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