■2012年04月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「食事をしながら携帯メールを打つ」
「子どもの相手をしながら仕事の資料を読む」 「ゲームをしながら会話をする」 どれも、日常のありふれた風景です。 しかし、こういう時間の使い方は、 「時間を上手に使っている」のではなく、 「忙しさを倍増させている」ようにも思えるのです。(略) いつもセカセカしたした、忙しい気分は、もしかしたら、 こんな暮らし方に由来しているのかもしれません。 何かをしながら何かをすることによる、不完全燃焼感。 右目と左目が別の方向を見ているような、落ち着きのなさ。 たまには、食事のときは食事だけ、 子どもの相手をするときは、子どもの相手だけ、 会話をするときは会話だけに集中してみませんか。 「何かをしながら」でなく、自分や相手に全神経を注ぐことは、 自分や相手を尊重していることの表明です。 そんなに長時間でなくてもいいのです。 自分だけ、相手だけに気持ちを向けることで、 自分の身体や心のこと、相手の気持ちの細やかな変化、 今まで気にもとめていなかったことにが、 もっとはっきり見えてくるかもしれません。 もっと大切なことは、あなたのその変化が、 自分自身や相手に伝わることなのかもしれません。
まゆの感想
私も、よく「○○しながら××する」ということをやります。
そうすると、時間が節約できる、効率よく使えるような気がして。 でも、そうして時間を節約して、その節約した時間を 有効に使っているかというとだいたいはそうではなくて、 ただダラダラとしたり、TVを見て過ごしたり、 ゲームをしたり、(こんなために節約?)します。 また例えば、食事の準備をしながら植木の世話をすると、 気持ちがどっちかに集中しがちで、どっか焦っていますから、 鍋から吹きこぼれが多かったり、焦がしたり、 植木の世話も、土をばらまいたりしてして仕事を増やす、 一手間増やす、なんてことも多々あります。 次にやることをすっかり忘れたり、そのためにイライラしたりね。 それでも、一人のときの時間の節約、効率よくは、まだいいと 思いますが、相手がいるときには気をつけたいと思っています。 相手に対して失礼だし、自分と一緒のときに、 時間節約されたり、効率化のために、 ずっと携帯メールされたりするとイヤですからね。 どっちが大切なの?と思いますしね。 ただ、一人のときでも、こんなときには注意です。 この本によると、携帯やTVを見ながら食事をすると、 何をどれだけ食べたか分からないので、視床下部の満腹中枢が 作動せず、過食になりやすいということですから。 時間を有効に使う、節約するって、 いったいどういうことなのでしょうね? 本当に、「○○しながら××する」って、 節約、効率よく、自分のためになっているのでしょうか? そうなっていることもあるとは思いますが、逆に、 かえって時間を失っている、相手を失っている… 集中力を失っている…そんな気もします。 |
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