■2012年04月11日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
プロ野球で、あと一人抑えればノーヒットノーラン達成と
いうときに相手バッターに打たれてしまい、さらにその後、 逆転までされてしまった投手がいた。 サッカーでは、残り時間わずか5分の間に2点差、3点差を ひっくり返され逆転負けすることがあるし、格闘技でもラウンド 終了間際に逆転の一発を食らいKOされてしまうことがある。 人は、どうしても最後の最後でぶれてしまう。 勝利を確信したり、守りに入ったりして、 それまで一貫して保ってきた姿勢を崩してしまうのだ。 でも、これは人間なら当たり前のことだ。 ぶれるから人間なのだ。 誰にだって弱さがある。 どんなに強そうに見える人でも、 心に中に弱さというものは、必ずある。 この弱さがぶれを生む。 人間にはぶれがあるから、いろいろな場面で 幾多のドラマが生まれるのだ。 だから、そのぶれが原因で負けてしまったとしても、 その程度のことで人を責めてはいけない。 「人間なら当たり前。この負けを次に生かそう」、 そう思いながら、勝負を続けること。 むしろこの方がずっと大切なことなのだ。
|
|