■2012年04月11日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
プロ野球で、あと一人抑えればノーヒットノーラン達成と
いうときに相手バッターに打たれてしまい、さらにその後、 逆転までされてしまった投手がいた。 サッカーでは、残り時間わずか5分の間に2点差、3点差を ひっくり返され逆転負けすることがあるし、格闘技でもラウンド 終了間際に逆転の一発を食らいKOされてしまうことがある。 人は、どうしても最後の最後でぶれてしまう。 勝利を確信したり、守りに入ったりして、 それまで一貫して保ってきた姿勢を崩してしまうのだ。 でも、これは人間なら当たり前のことだ。 ぶれるから人間なのだ。 誰にだって弱さがある。 どんなに強そうに見える人でも、 心に中に弱さというものは、必ずある。 この弱さがぶれを生む。 人間にはぶれがあるから、いろいろな場面で 幾多のドラマが生まれるのだ。 だから、そのぶれが原因で負けてしまったとしても、 その程度のことで人を責めてはいけない。 「人間なら当たり前。この負けを次に生かそう」、 そう思いながら、勝負を続けること。 むしろこの方がずっと大切なことなのだ。
まゆの感想
この本では、
「人間というものは、勝ちを確信したとき、意識したとき どうしてもそこに隙ができてしまう生き物だ」 と言っています。 ふっと油断したり、もう大丈夫と安心したり、 逆に、本当に大丈夫かと怖くなったりして、 身体が緊張してきたりするのでしょうね。 勝負でなくても、仕事でも、 最後の最後で、隙ができること、ぶれることはありますよね。 「もうここまでできたから、大丈夫だ」 なんて安心していると穴があったり、詰めがあまくなったり、 「本当にこれでいいのか?」 「何か見落としがあるんじゃないか」 と、不安になったり、迷ってきたり… でも、これが人間だそうです。 最後の最後でぶれることもある、迷うこともある… それが人間だそうです。 こう知りながら、生きていくこと、仕事をすること、 そしてそれを生かしていくことが大切だそうです。 |
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