■2012年04月03日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「癒し」ということを考えるうえで、
とても興味深い実験結果があります。 そのデータが現れたのは「タッピングタッチ」をしたときの、 脳内セロトニン濃度の増減を調べていたときでした。 タッピングタッチというのは、二人一組になり、 一人がもう一人の背中を一秒間に一回程度のテンポで、 トントンと軽くタッチするというものです。 私は、タッピングタッチをされた人のセロトニン濃度が 上がることを予想していたのですが、結果は、 された人も、やった人も、両方のセロトニン濃度が 上昇するという意外なものでした。 これは、他者のためにすることが、実は自分をも 癒しているということを意味しています。(略) 他人のために何かをするということは、 実は、自分を最も幸せにする方法だったのです。 ですから、幸福感を感じられないとあがいている人たちが、 一番簡単に幸せになる方法は、 誰かを幸せにしてあげることなのです。 昔から「情けは人のためならず」といいますが、 それは単に教訓的な意味ではなく、本当に私たちの脳が そういう仕組みになっていたのです。
まゆの感想
セロトニンとは、ストレスや精神的なことに大きな影響を持つ
脳内物質のことで、脳のセロトニン濃度が上昇するということは、 セロトニン神経が活性化し、「癒されている」ことを 意味するそうです。 そのセロトニン濃度が、誰かを「癒す」ことによって、 自分の濃度も上がるということが、実験でわかったというのです。 そして、この本ではこう言っています。 「人と触れあい、その人を幸せにすることで自分も幸せになる。 それが、人間が発達させてきた「脳」が選んだ幸せのかたち だったのです。私は、これは人間が持っている、 最もすばらしい能力だと思っています」 脳の仕組みや働きは、脳を調べる機械の発達や 様々な実験によってすごい勢いで解明されてきています。 そして、このようなこともわかってきたということです。 なんだかとてもいいな、ステキだなと思いました。 自分の幸せのためにも、誰かを幸せにしていきましょう。 どんどん幸せにしていきましょう。 そして、自分も幸せになっていきましょう。 |
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