■2010年06月01日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
怒りや悲しみに任せて出てきた言葉は、
自分の本心とは、ほとんど無関係のことが多いものです。 だから、口論中に「それがあなたの本心だったのね!」 などと嘆くのはナンセンス。 口論中の言葉など、本心であるわけがありません。 自分の感情に瞬時にたどり着き、かつそれを 精緻に言語化するなんて、そんな状況下(ケンカ中)では、 特に、絶対にできっこないからです。 「火のない所に煙は立たぬ」と言いますが、 人の感情に関しては、火が全くなくても、煙だけ モクモクと立ててしまうというわけです。 怒りや悲しみで混乱すると、まったく心にもないことでも、 勢いで言ってしまう…(略) ケンカのときほどグッとこらえて「言葉にしないで」一晩寝かす。 その一晩が、言語的隠蔽を避け、より正しい「自分の気持ち」を 相手に告げるための、貴重な時間になるのです。
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