■2008年12月05日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ウェストミンスター寺院の地下室には、
次のような碑文が刻まれた英国教会主教の墓がある。 何の束縛もない若かりし頃、想像は果てしなく広がり、 私は世界を変えることを夢見ていた。ところが、 年を重ねて賢くなり、世界は変わらないことに気づいた。 そこで、目指すものをもう少し近いものにして、 自分の国から始めることにした。 だが国も変わらなかった。 老年期に入り、私の願いは悲痛な思いに変わった。 自分の国もだめなら、少なくとも、 最も近くにいる家族を変えることにした。 だが、悲しいことに、これすらままならなかった。 今、私は死の床につている。 なんと、今になって初めてわかったのだ。 変えなければいけないのは、自分自身だったのだと。 自分が変われば、家族も変わっただろう。 そして家族に励まされ支えられながら、 国をよくすることもできたろうし、 やがては世界を変えることすらできたかもしれないのだ。
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