■2008年08月12日の「今日のことば」■
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ふつうはOKをもらった時点で安心するから、
それ以上仕事を続けることはない。 だが、さらに自分自身を成長させられるかどうかは、 OKが出てからどこまで自分自身の満足のために 粘れるかできまる。 OKラインまではほとんどの人間が到達するから、 そこでやめると差がつかない。 OKが出てから、さらに考える貪欲さで差がつく。 習字をやっていても、何枚か書いているうちに、 先生も認めてくれて、自分でも 「これはうまくいったかな」と思う作品ができあがる。 上達するコツは、そこで書くことをやめないことだ。 もう1枚書くのである。(略) 一ついい作品が書ければ、 次はちょっと大胆な書き方にもトライできる。 その新しい挑戦が、さらなる成長を促す。 少しでも向上する可能性があれば、粘り続けなければいけない。
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OKラインが出た時点で、仕事のひと区切り、これでよし、
と考え、そこで満足し、止まってしまうこともできる。 しかし、それから先こそが、 自分の力の発揮しどころであると、もうひと踏ん張りし、 その仕事をさらに、よいものにしていくこともできる。 OKラインが出ても、もっとよくしていくために考え、 (もちろん、その仕事の基本ラインは変えずに) 細かいところで、工夫したり、効率化を考えたり、 うまく進むように考えたり、新しい試みを入れたり、 そのOKラインを超えるような、 もう一つ上の仕事をしていくことが生きた経験に結びつき、 自分の実力となり、相手に満足してもらえる仕事に なっていくのだと思う。 「OKが出てからが勝負」で、 人との差はそこからついていく、 OKラインで満足してはいけない、と私も思う。 |
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