■2008年08月11日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
私たちが最初に学ぶべき人生の教訓の一つは、
いついかなる時でも冬がやってくる可能性があるということです。 秋が過ぎれば、寒さと風雪をもたらす冬が訪れます。 絶望や孤独、失意、悲しみなどの人生の冬は、 いつやってきてもおかしくはありません。(略) 人生の冬の時期には、家計が苦しくなったり、 ときには借金で首が回らなくなったりします。 ライバルに負けそうになったり、 友に利用されたりすることもあります。 冬はさまざまな形で私たちの前に現れ、しかも時を選びません。 人生には仕事にも、 プライベートな生活にも、冬は訪れるのです。 冬が訪れた時には、きちんと備えをしてきた人と、 それを怠った人がはっきりと分かれることになります。
まゆの感想
人生の冬では、自分の全部が、
試されているとこの本では言っています。 昨日、北京オリンピックで金メダルをとった柔道の内柴選手は 05年世界選手権の優勝を逃し、その後1、2回戦負けが続き、 昨年の世界選手権は代表から落ち、 12月に東京であった国際大会も2回戦で敗退。 「内柴は終わった」とも言われ、北京へ行けるかどうか、 この4年間、毎日、崖っぷちの日々だったそうです。 しかし、支えてくれる周囲の人や、妻や子のために、 復帰を信じて、自分を信じて、自分の全部をかけて、 ただひたすら、血のにじむ練習してきたそうです。 アテネで金メダルをとった後にやってきたいきなりの冬。 冬に自分をイヤというほど試され、それに向かっていたのですね。 「4年間、何度もやめたいと思いました。 勝ってくると言っておきながら負け続けた。 金メダルを取ったのに、なぜ負けるのかと言われたくない。 ウソつきおやじで終わりたくない。 全力で頑張っている姿を妻や息子に見てもらおう」 というようなことを、インタビューで言ってました。 ただ見ている側にはとても想像もつかないような努力、 多くの犠牲、落胆や絶望などと闘っていたのだと思いました。 内柴選手、本当におめでとうございます。 人生の冬は、誰にでもやってくる… それはいつかわからないし、おそらく突然だ。 このことを肝に銘じ、冬の備えも心してやっておこう… こう思っても、すぐに忘れてしまうので、本当に心して。 |
|