■2008年08月01日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
自分は何と言っているのかに耳を傾ける必要がある。
思いは言葉になって現れるものなのだ。 まずい状況になったとき、口にこそ出さないが、 心の中では「どうもまずかったかな」などと言っている。 そして「またやってしまった。私はダメだ」 という結論に達しやすい。 しかし、これは人を「不幸にする方程式」なのである。 ここで、一時語と永久語の使い分けが重要となる。 何か悪いことが起った時は一時語を使い、 良いことが起った時には永久語を使うのが鉄則だ。 たとえば、失敗をした時には、具体的に範囲を その一つのことにとどめ、「~で失敗してしまった」 「~を傷つけてしまった」といえばそれでよい。 一つの出来事から、一般化して自分の性格を 規定していくことはない。 「私は一年中、間抜けなことをする」 「オレはいつもどじを踏む」といった 永久語を使って自分を責めることはやめることである。 「いつも」や「年中」という言葉を使っていれば、 また良くないことは起きる。 人間は自分の頭で考えていることを引きつけるものだ。
まゆの感想
この本では、一時語と永久語の使い方について、
永久語を使うなら、 「いつもうまくいっている」とか、 「私は価値ある人間だ」などというような 良い評価や出来事に使ってほしいといっている。 「何をやってもいつもダメだ」とか 「いつだってこうだ」などという良くないことに 永久語を使わず、これは、 「○○はダメだった」 「今回はこうだった」と言い換えて、 一時語を使ってほしいといっている。 一つをことを取り上げて、 それを一般化して、自分の全部に 当てはめ、波及させないことが大事だ。 多くの人は、 良いことは一時語を使い(「今回のいいことはたまたま」等) 悪いことは永久語をついつい使ってしまいがちだ。 そして、自分を責めて追い込んだりしてしまう。 これでは、自分が萎縮してのびのびできない。 自分が普段どう一時語と永久語を使っているか、 意識して一度見直してみよう。 悪いことは一時語、良いことは永久語にしていこう。 その方が、きっと、前向きに生きていける、そう思う。 |
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