■2008年03月16日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
私たちは、誰かに頼られると、それに全部
こたえなくてはならないと思ってしまいがちです。 それにこたえられないと、自分の力が足りない、 やさしくない、冷たいなどと考えて、 自分を責めてますます無理をしてしまうことがあります。 しかし、誰だって、限られた時間と力しか持っていませんし、 自分自身の仕事や暮らしがあります。 大事な友達や仲間に対してでも、 何もかもできるわけではありません。 できることと、できないことがあって当然なのです。 「できること」と「できないこと」の線引きを考えるのは、 けっして冷たい態度ではありません。 そのようにして適度な距離感が撮れているほうが、 いろいろと見通しもよくなって、実際の手助けも かえって上手にできるようになるものです。
まゆの感想
この本では、助けているうちに、疲れたり、つらくなったり、
「なんで、自分ばかりが…」と思うようになったら、 こう考えることが必要だと言っています。 「自分はその人に対して、どれくらいまで手助けができるか。 「ここまでならできる」「これ以上はできない」 という線引きを、一度、大づかみでいいので、 整理してみるのです。 そこがあいまいなままだと、なんとかしてあげたいという 気持にどんどん引きずられて、疲れ果ててしまうことに なります。そして、イヤな気持だけが残ってしまう、 そんなことにもなりかねません。 それは自分にとってとてもつらいことですし、 相手の人にとってもけっしてよいことではありません」 これは、誰かを手助けしようと思う前に、 考えておくべきことだとも思える。 助けたい、なんとかしてあげたいという気持があっても、 自分の限度を超えるとつらくなってくるし、 それが当然になると、腹が立ってきたりするからだ。 自分ができる限度を超えてはいけない、と思う。 また、長い目でみると、 手助けするということがすべていいというものではなく、 かえって、手助けしないほうがいいこともあるものだ。 なぜ、自分が手助けしなければならないのか、 本当に、手助けが必要なのか、 そんなことも考えてみるといいと思う。 |
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