■2008年01月26日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
叱る時には「一時に一事」を旨とする。
そのときそのときの叱るべき言動だけを対象にする。 他のことは絶対に持ち出さないことである。 よく、ここぞとばかりに、 今まで叱りたいと思っていたことをぶつけて、 部下を叱っている上司を見かけるが、原則を 逸脱した叱り方と言わざるを得ない。 部下は、そのときの叱られる対象になった言動については、 聞く耳を持ち反省するが、それ以外のことについては、 不快感を持つだけである。 そして、これが高じると、叱られた行為を 反省するどころではなくなってくる。 叱った上司の人間性に憤りを覚えるまでになるのである。 こうなると、反省が一転して怒り爆発ということになる。 これでは、なんのために叱ったのかわからない。 お互いにマイナスが生じるだけである。 「一時に多事」は 絶対にしてはいけない叱り方なのである。
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