■2008年01月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ヤケ食いというのがある。
こころが満たされていないときに、食べることで 少しでも満たされない気持ちを補おうとする方法である。 この意味で、私たちは単に体だけではなく こころを満たそうとしても食べるのである。 腹八分目で体が必要とするエネルギーは十分に 満たされているはずなのに、さらに食べ続ける理由は、 まだ満たされないものが残っているからである。 体の中で満たされないものは、体のイライラ、頭の重み、 意のむかつき、肩の緊張、さらに昼間発散できなかった怒り、 明日の心配などである。 腹八分目まで食べたときに、まだ食べたいと思うのは、 こういったものが体の中に残っているからである。
まゆの感想
この本では、私たちが食べる理由は、
「満ち足りた気持ちを味わうためである」と言っている。 確かに、食べて満腹になると、 やれやれとか、ホッとするとか、幸せだとか、 緊張がゆるみ、いちおう気持ちが満たされる。 その後に後悔するにしても、 そのときには満腹感で満たされる。 それだけ、食べること以外で「満足する」と いうことが、少なくなっているのかもしれない。 自分の体を維持していくための必要十分なエネルギーが とれたとしても、それ以上食べるのは、 ただただ、こころが満たされたいのかもしれない。 私は、自分が必要以上に食べたいと思うとき、 いつも、その日何かあったかを振り返ってみることにしている。 胃が重くなるまで食べたくなる日は、 思った以上に、ストレスがかかった日であるか、 いやなことが続いたときとか、おもしろくない日で あることが多い。 自分が食べ過ぎているなぁ…と思うときには、 今、自分のこころの状態がどんなか、 何かあったか、などを少し考えてみるといいと思う。 自分の満足がどんなことにあるか知るためにも、 体の負担を減らすためにも。 ちなみに、なぜ、腹八分目がいいのかというと、 この量だと胃が完全に消化できるからであるそうだ。 また、二割の空間があることにより、 胃が自由に動き回り、消化力を高めるということである。 休みの日くらいは、胃も休ませてあげたいと思う。 |
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