ことば探し
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■2007年11月16日の「今日のことば」■

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「今日のことば」
とくに問題にしたいのは、話したいときに
聞いてるくれるかどうか、という点だ。(略)

妻子持ちの男性には心当たりがあると思うが、妻や子どもは、
あなたの忙しいときや疲れたときにかぎって、
「パパ、今日学校でね」「あなた、ちょっと聞いてよ」
と声をかけてくる。
「疲れてるんだから、あとにしてくれ」
「お仕事だから、今度またね」と言うと、妻も子どもも
「いつもそう言うだけで、どうせ相手にしてくれないんだ」
と失望する。

あなたとしては、
「仕事が忙しいんだから仕方ない。こっちは家族の
 ためにがんばっているんだから、そのくらい察してくれ」
と思うもの無理ないが、妻や子どもからすれば、
声をかけたときこそ話したいとき。
その気持ちを、あなたは門前払いをしたも同然なのだ。

しかも、よくないことに、「あとで」と言っておいて
あなたはそのことを忘れてしまったりする。
こういう拒絶(=話の門前払い)があまりに続くようだと、
おそらくあなたは、妻子の心の中にある「聞いてよリスト」
から削除されてしまうだろう。
(長いので以下下に続く)

出典元 ひとの話を聞ける人聞けない人
おすすめ度 ★★★★★  ※おすすめ度について
著者名 武藤 清栄

まゆの感想
聞いてほしいときに聞いてもらえない、というのは、
話し手にとって大きな壁を作られたようなものなのだ。(略)

いわずもがなだが、「あとで」とか、
「聞かせてもらうよ」という約束をしたら、
できるだけ早いタイミングで時間をつくるべきだ。
話す側の立場に置いてみるとよくわかるが、
約束を守ってくれた相手に対しては心を開きやすくなるものだ。
タイミングよく聞いてもられば、抱え込んでいた重荷を
それだけ早く下ろすことができる。


しかし、話したいという欲求の賞味期限が切れてしまった
後では、もう聞いてもらいたいという気になれない。
「あの話はなんだったんだ?」と問われても、
「もういいんです」といって、さっさと切り上げるだろう。

              (以上まで本からの引用)


人が何かの話を聞いてほしいときには、
聞いてほしいタイミングがあると思う。
その相手の
「今、聞いてほしい」気持ちをくんであげられるかどうか、
配慮してあげられるかどうかは、
とても大切なことのように思う。

人はついつい自分のタイミングで話を聞きたがるけれど、
それは、相手のタイミングとズレていることが多い。
タイミングがズレると、気持ちもズレしまい、
話を聞いてもらえないと感じてしまう。

今、聞いてあげられたら、ちゃんと聞いてあげたいし、
時間がなかったら後でちゃんと聞く時間をとりたいと思う。

なお、この本に書いてある
「聞ける人/聞けない人」判定テストを
別ページで紹介していますので、
もしよければ試してみてください。

「「聞ける人/聞けない人」判定テスト」

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