■2007年11月17日の「今日のことば」■
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人間について「わかった!」などと夢考えてはいけない。
人間とは一人ひとり皆違う。本当に違う。(略) 知り合う人間一人ひとり、 最初は「こういう人だろう!」と推測する。 一年、二年……たつうちに、今までの人間関係とは、 まるで異なる側面を見せ始める新手の人間。 そして、それが有り難く、嬉しく、プラスと思える時はいい。 ところが、人生とはそこが甘くない。 「イヤだ!」「困った!」「とんでもない奴だ!」 等など、新しい人間関係によって傷つき、 苦渋を飲まされることが、それは多い。 要は、その時なのだ。 一つの人間関係が契機で、 決定的な人間嫌いになってしまう場合がある。 一人の人間に対する嫌悪感がそれで終わらず、 総じて「人間嫌い」になることがある。 これだけは気をつけてほしい。
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例えば、誰かにかなりきついことを言われたとして、
それが、とても信頼している人だった場合、 その人が受けるショックはとても大きい。 そして、その人は、 「その信頼していた人がそうなのだから、 他の人は、もっとそうに違いない…」 などと、思いこんでしまい、そのことを すべての人間に当てはめて考えてしまう場合がある。 しかし、現実には、みんながそうでは決してない。 その信頼していると思っている人は、たまたま、 そうだったかもしれないけれど、 他の人は、全然違うかもしれないのだ。 いや、おそらく全然違っている。 それは、何億人といる人間の一人のことに過ぎない。 また、誰かに何か気になる欠点やイヤなところを見つけると、 その欠点やイヤなことだけだけが、その人のすべてのように 見えてきて、他の良さがまったく見えなくなることもある。 たった一つの欠点やイヤなところを大きくとらえてしまうと、 その人の全部が嫌いになり、否定してしまうことになる。 しかし、その欠点やイヤなところだけがその人ではない。 それは、その人の1部でしかない。 「一事が万事」という反対のことばもあるが、 仮にたった一つの出来事、一人の人とのことが、 自分の中でどんなに大きくとも、それを、 すべてのことにまで広げて大げさに考えるのは、 決してよいことではないと私は思う。 ついつい、一つの現象を頭の中で広げすぎるけれど、 本当にそうかどうかは、冷静さが必要だと思っている。 |
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