■2007年11月01日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
日本人は、「がんばる」という言葉がすきです。
「がんばろう」「がんばらなくちゃ」 「がんばってください」 ガンバリズムとも言われるほどに、 どんな場合でも、この言葉を耳にします。(略) 一般的、形式的、無難ではあるけれど、 無個性という気がしないでもありません。 せめて、親しい友人や家族をはげます時ぐらいは、 もっとオリジナリティのある言葉を かけてもいいのではないでしょうか。(略) 「気軽にやれよ」「マイ・ペースで」 ちなみに、がんばるという言葉は、英語にはありません。 似た意味を持つ言葉に、 「ドゥ・マイ・ベスト(最善を尽くす)」 というのがありますが、友人をはげましたり、 別れ際などによく使われるのは、 「テイク・イット・イージー(気楽にやれ)」の方です。 この言葉を聞くと、私は何となくホッとします。 そんなに肩に力を入れなくても、自由にやればいいんだ、 楽しくやればいいんだと思えて、 気持ちが明るくなるからです。
まゆの感想
この本では、こうも言っている。
がんばってという言葉を、 「ふだんは何げなく聞いている言葉でも、 「がんばらなくちゃ」と本人が思っている時、 繰り返し言われたら、プレッシャーが増すだけ」 もはや、挨拶がわりになっている 「がんばって」「がんばれよ」だが、そう言われるより、 「気軽にやれよ」「マイ・ペースで」「最善を尽くして」 なんて言われた方が、私も気が楽だしやる気になる方だ。 だから、人にも「がんばって」と言うことはない。 なぜなら、人はもう「がんばっている」と思うからだ。 この人はもう「がんばっている」と思えば、 さらに「がんばって」なんて言わなくていいと思うからだ。 しかし、自分で自分に言うことはよくある。 「よっし、ここはがんばりどころだ」とか、 「もう少しがんばろう」などと。 がんばる、は自分に言う言葉なのではないかと思っている。 もっとも、どんな言葉でも、言われた人が、 やる気を出せ、その人の力を出さればいいので、 がんばれ、を否定するつもりはない。 しかし、たまには、 違うはげましの言葉をかけてみるといいと思う。 もしかしたら、今まで以上に、がんばれるかも知れないから。 |
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