■2007年05月25日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
わたしたちが暮らしているあわただしい日々のなかでは、
人の話を聞くということは、 相手が話し終わるをの待つことにすぎない、 と思っている人があまりに多すぎます。 なお悪いことに、相手が話しているあいだ、 わたしたちは話の要点を整理せずに、 自分がどう答えるかを考えている場合が多いのです。 時間をかけて相手の意見を理解すれば、 あなたは相手のいいたいことを尊重しており、 相手を1人の人間として、 大切に思っていることを示せます。(略) 耳がふたつ、口がひとつ与えられていることには、 ちゃんとした理由があります。 しゃべる2倍は聞きなさい、というわけです。
まゆの感想
人は、話を聞いている間にも、自分の気持ちが動くので、
どうしてもその気持ちや、意見を言いたくなる。 すると、相手の話よりも、自分が話したいことを 頭の中でまとめるの忙しくなるし、 もし、その話が、自分に全く興味がないと、 ただ、話が終わるのをいらいらと待ってしまう。 これでは、話を聞いていることにはならない。 そして、それは、相手にも伝わる。 人の話をちゃんと聞くということを考えたとき、 自分がどんなふうに話を聞いてもらいたいか、 相手がどんなふうに話を聞いてくれたら嬉しいか、 そんなことを基準に考えてみるといいと思う。 それは、自分が話した後で、 すぐに相手の気持ちを話されたり、意見を言われたり することではなく、話したことをいったん、 受け入れてもらうことではないかと思う。 (人によって違うかもしれないが) この本では、こんなことを提案している。 相手が要点を述べた後で、もしくは、しゃべり終えた後で、 すぐにあなたの意見をいうのではなく、 今、聞いたことをじっくりと反芻し、たとえば 「今、言ったことは、……ということかな」 と、誠意を持って聞くということを。 |
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