■2007年04月27日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
松岡修造さんは、テニスを始めた少年時代を、
こんなふうに回想している。 「とにかく、負けず嫌いでね。ヘタなくせに負けず嫌い。 だから、試合をやっていて劣勢になると、わざと 投げやりなプレーをしはじめるんです。 これはいよいよ負け、が時間の問題になると、 あからさまにやる気なさそうにプレーする。 “オレ、本気出せばこんなものじゃないんだけどさ、 今日はなんか気分が乗らないんだよね” というポーズをとるんです。 負けを認めたくないがためにね。 負けても、本気じゃないから参考にならないという エクスキューズを用意するわけです」(略) ビジネスの世界でもありそうだ。 自分の力不足は棚に上げて、なんやかやと屁理屈をこね、 責任回避や言い訳に終始する。 ことの本質に対峙しない。 それじゃ、なにも解決しないだろう。
まゆの感想
松岡修造さんは、その後、周囲の適切な指導もあり、
「目をそらしていては、何もはじまらない」 ことに気付き、このような自分から抜け出したそうだ。 現実を、見たくないときがある。 見たくない、本質もある。 見たくないがために、いろいろな言い訳を見つけ、 そして、それをまわりにアピールしたりもする。 むなしい努力をして自分を防御する。 そんなときには、まだ自分がそんな現実や本質と 対峙するほどの強さを持っていないということだと思うが、 いつか、その現実と向き合わなければならないときが来る。 どんなに見たくなくても、対峙したくなくても。 そのとき、松岡さんのように、 「目をそらしていては、何もはじまらない」 と、思えるかどうか… 「だから、覚悟して対峙しよう」 と、思えるかどうか… そう思えるように、自分を鍛えておかねば…と思っている。 |
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