■2006年07月25日の「今日のことば」■
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パートナーが質問をなげかける。
「今日の調子はどうだった?」 ここで、ふたつの答えがある。 「結構、稼いだわ。でも、最悪の1日だった。 ずっと客の苦情を聞かされっぱなし。一番優秀な販売員は 辞めてしまうし、行列ができているのに、レジも故障して しまったの。ちょっと、お酒を注いでよ!」(略) もうひとつの答え方を見てみよう。 「一日中、客の苦情を聞かされて、いちばん優秀は販売員は 辞めてしまって、行列ができているのにレジが故障して しまったの。でも、いつもより売上が500ドル多かったのよ。 乾杯しましょうよ!」 このふたつの答え方の違いは「でも」の位置だけだ。 出来事のネガティブな面とポジティブな面のどちらかを 強調するかは、「でも」をどこに挿入するかに 大きくかかっている。
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最初の言い方は、
全体的にいいことがないって感じがする。 こう言われたら、 相手は「そう、大変だったね…」 次の言い方は、 ついてないことが多かったけど、いいことも あったからよかった、と感じられる。 相手は「頑張った甲斐があったね、ご苦労様」 って感じに言ってくれるのではないか。 どちらの言い方の方が、明日の活力に つながるだろうか。 どちらの言い方の方が、聞いてる方を 明るい気持ちにするだろうか。 どちらの答え方を自分がしそうか、 考えてみるといいかもしれない。 同じ状況でも、自分の捉え方ひとつ、 言い方ひとつで、こんなにも印象が変わる。 しかし、この印象はとても大きなものではないか。 自分の言い方を、時々は、 見直してみる必要があるかもしれないと思う。 |
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