■「今日のことば」カレンダー 2023年9月■
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2023-09-28 |
センスとは知識の集積である、 これが僕の考えです。 「あいうえお」しか知らない人間と 「あ」~「ん」までを知っている人間とでは、 どちらがわかりやすい文章を書けるでしょう? どちらが人を喜ばせる文章を書けるでしょう? 「あいうえお」だけ使ってハッとする フレーズを生み出せる人もいるでしょう。 しかし、五十音を全部知っている人と勝負をしたら どちらが勝つかは明らかであり、そこを 否定する余地はないと僕は考えています。 仮に一発勝負であれば、あいうえおしか 知らない人が勝つかもしれませんが、 何回にも及ぶ勝負であれば、最後に勝つのは 五十音全部知っている人でしょう。さらに、 あいうえおだけで素晴らしいフレーズを つくれる人は、言葉の知識が非常に豊富であり、 五十音も知っているはずなのです。 センスがいい文章を書くには、 言葉をたくさん知っていた方が 圧倒的に有利である、これは事実です。 文章をというたとえを使いましたが、これは 仕事や生きることにおいても同様だと思います。 知識があればあるだけ、その可能性を 広げることができるのです。 |
2023-09-24 |
たくさんものを持つには、 体力や気力が必要です。 主人公はあくまでも「私」。 ものに圧倒されたり、 支配されたりする暮らしはくたびれます。 雲ひとつない空を見上げて、 のびのびと深呼吸するような、 いい空気が流れる家にするために、 ぎゅうぎゅうづめはやめたいもの。 混み合ってきたら、見直し時間。 いつの間にか増え続けたものの、 取捨選択の時間です。 「あなたの家を思い浮かべてください、 それがあなたの頭の中です」 と恐ろしいことを言った人がいましたが、 あながち間違いではないと思います。 ものに執着せずに手放すと、 新しいものが入ってくるから不思議です。 余白は余裕です。手放したすスペースに 何がピッタリはまるかワクワクしながら 待ってみることにいたしましょう。 |
2023-09-19 |
「変わらないこと」 に価値を置くのも大切ですが、 「変わるからこそ、面白い」 ということもあると思います。 いつだって暮らしには、 新陳代謝が必要です。 「なんとなくいいな」 「ときめくな」 「あの服を着てみたい」 「これを使ってみたいな」 ワクワクする気持ちに嘘をつかないでいると ご機嫌な自分でいられるように思います。 ときには失敗も、ご愛敬。 この経験があるからこそ、 見る目、選ぶ目も、 育っていくはずだから。 |
2023-09-15 |
「自分のためにがんばる」と弱く、 「誰かのためにがんばる」と強い、 というのはよく言われることですが、 本当にそうなんですよね。 一体どういうことでしょうか。 実はこういうことなのです。 ひみつの脳は、 相手に向けた意識を自分に返して 見ているものを自分自身に 投影させる性質を持ちます。 よって頭の中に描いた大切なだれかに向かって 「大切にする」という気持ちを伝えることは 自分の脳に「大切にする」という気持ちを 伝えることと同様になります。 簡単にいうと、 自分自身が勇気づけられることになる。 「○○さんのために」 「大切な○○のために」 くり返しそう言い続けることは、 自分自身を励まし続けることになるんです。 無限にやる気は継続し、 どんな障害があっても力が弱まりません。 もう一踏ん張りしたいときこそ、 それは一体だれのためなのか。 想像し、口にすること。 それが結果的に、 あなた自身にゆとりを与え、力を宿します。 つまり、より良い心地で 仕事に向かえるようになるのです。 |
2023-09-12 |
ひみつの脳は、意外なことが大好きです。 意外なことが起こると、すぐに反応して 活性化しようとします。 それは、 仲間からサプライズをうけるのも、 予期せぬハプニングに出くわすのも、 効果としては基本的に同じ。 ビックリすると、ひみつの脳に スイッチが入り人は元気になるのです。 だからだれかと会うたびに、その人と毎回 「意外なこと」を共有することができれば、 お互いに活性化するので、 「その人といると、なんだか元気になる」 ということになります。 簡単にいうと、 自然と心の距離が近づくというわけです。 (たとえば一緒に仕事をしたり 新しいお店で食事をしたり、というのも 「意外なこと」です) |
2023-09-07 |
お客さまが話したことに対して、 きちんとリアクションしていますか? こう聞かれれば、 「そりゃ、当たり前ですよ」 と答えるでしょう。 しかし、意外なことに 〝きちんと聞いてくれる〟という 雰囲気を醸し出す営業マンは少ないのです。 自分では聞いているつもりでも、 お客さまにはほとんど伝わっていません。 疑うようなら、試しに自分が聞いている姿を スマートフォンで録画してみてください。 あまりにもリアクションがうすい自分に 驚くでしょう。 多くのお客さまは 〝自分の話をよく聞いてもらいたい〟 と思っています。無反応な人よりも ちょっとオーバーリアクションで よく聞いてくれる人の方が、 話しがいがあるものです。 |
2023-09-05 |
オバマ元米大統領の名セリフ 「Yes、we can!(我々にはできる)」 も、主語がWEであることが 最大のポイントなのだ。 「Yes、you can!(きみにはできる)」 との差はあまりにも大きい。 「we」で当事者意思を強調し、 ともに新しいアメリカをつくろうと 呼びかけたメッセージが、 人々の心を大きく動かしたのである。 もしオバマが 「Yes、I can!(私はできる)」 といっていたら、 大統領になれる可能性は 相当低くなっただろう。 みなさんも身勝手な 「Yes、I can!」上司ではなく、 つらいことも悲しいことも うれしいことも、ともに手を取り合って 歩んでいける「Yes、we can!」 上司になれるよう心がけて みてはいかがだろうか。 |