■2023年09月28日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
センスとは知識の集積である、 これが僕の考えです。 「あいうえお」しか知らない人間と 「あ」~「ん」までを知っている人間とでは、 どちらがわかりやすい文章を書けるでしょう? どちらが人を喜ばせる文章を書けるでしょう? 「あいうえお」だけ使ってハッとする フレーズを生み出せる人もいるでしょう。 しかし、五十音を全部知っている人と勝負をしたら どちらが勝つかは明らかであり、そこを 否定する余地はないと僕は考えています。 仮に一発勝負であれば、あいうえおしか 知らない人が勝つかもしれませんが、 何回にも及ぶ勝負であれば、最後に勝つのは 五十音全部知っている人でしょう。さらに、 あいうえおだけで素晴らしいフレーズを つくれる人は、言葉の知識が非常に豊富であり、 五十音も知っているはずなのです。 センスがいい文章を書くには、 言葉をたくさん知っていた方が 圧倒的に有利である、これは事実です。 文章をというたとえを使いましたが、これは 仕事や生きることにおいても同様だと思います。 知識があればあるだけ、その可能性を 広げることができるのです。
まゆの感想
確かに、あいうえおだけより、
五十音を知っていた方が、世界が広がるし、 組み合わせも無限大だし、言葉にしやすく 表現力にも幅がでますよね。 少し話がズレるかもしれませんが、 仕事で、実感していることがあります。 現在私は「食」に関する仕事をしていますが、 仮に「ラザニア」を、 「食べたことない」人と、 一度でも「食べたことがある」人とでは、 「ラザニア」に関する仕事をするときには、 当然ながら仕事の仕方が違うし、 仕事の進み方もセンスも違うと感じます。 そのことやそのものを 知っているか知らないか、 体験しているか体験していないか、 背景を知っているか知らないか、 などなど、仕事をするときには、 大きな差になってくるのです。 もちろん、 知識がないことはいっぱいあります。 なにそれ?とわからないこと、 知らないことの方が多いです。 聞いたこともない言葉もあるし。 そんなときには、ともかく自分で調べる、 関係本を探し目を通す、行ってみる、 やってみる、詳しい人に教えてもらう、 自分で食べてみる、などで補いつつ、 知識を身につけていくことが必要だと思い、 実践しています。 仕事上では特に。 |
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