■2025年02月11日の「今日のことば」■
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![]() ≪犠牲者≫は 悪い状態をつくってでも注目されたい。 ≪犠牲者≫になりやすい人は、 過去に、がんばっても注目されず、 何か問題を起こしたときのほうが 注目してもらえるという経験を 重ねてきている場合があります。 たとえば、元気で学校に通っているときには 気にかけてもらえなかったのに、 具合悪そうにしていたら、お母さんが 急に気にしてくれたとか、病気になったら 親が優しくなって面倒を見てくれたなどです。 波風立てず、何ごともなく平和に 暮らしているときには親や周囲の人に 全然注目されなかったのに、悪いことが起きたときに 注目してもらえたという経験が多いと、 「問題を抱えているほうが人とつながれるのだ」 「問題がないと見てもらえないのだ」 という考えが、知らず知らずのうちに 刷り込まれるのです。 さらには、 「幸せになったら、みんなは自分は見てくれない、 つながりが絶たれる」 という思考につながり、無意識のうちに いつも不幸になるようなトラブルややっかいごとを 探し求めるようになるのです。
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この本には、
「幸せな人は、必ずよいつながり」があり、 いつも問題を抱えてしまう人には、 悪い人間関係のどろどろトライアングルがあり、 それがいつも同じパターンで成り立っている、 と言っています。 どろどろトライアングルとは、 ≪犠牲者≫≪迫害者≫≪救済者≫の 3者が登場人物で、一人ひとりが悪いというより、 この関係性が悪いということです。 また、≪犠牲者≫が≪迫害者≫に変わることもあり、 この3者は、よく入れ変わることも多いとか。 ※この悪い人間関係のことは「DDT」 (The Dreaded Drama Triangle 恐怖のドラマトライアングルの(略)) と呼ばれているそうです。 そして、なんと≪犠牲者≫は、 ≪犠牲者≫のままでいたがることが多く ≪犠牲者≫から抜け出したくないから、 アドバイスはきかないことが多いとか。 その後ろに隠れているのが、 今日のことばのような心理状態のようです。 このようなどろどろのトライアングルから 抜け出したい場合、 「自分の人生での変化は、自分で変わろうと決めて、 小さな行動を取るところからはじまる」 ということです。 |
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