■2025年02月03日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
生前の横田さんとお話する際、私が思わず、 「私たちは~」とか「この社会は~」といった 「大きな主語」で話をすると、横田さんから、 次のような言葉が返ってきました。 それで、君はどうするの? 君はどうしたいの? 大切なのは「私」という 「小さな主語」で考えることです。 この私にできることはこうして 文章を書くだけです。 文章を書き続けることです。 かつて警鐘が鳴らされたこと。 警鐘を鳴らした人たちがいたこと。 その歴史を言葉にして、もう一度 この時代に鳴らしてみることです。
まゆの感想
上記に出てくる横田さんとは、
「障害者を殺すな!」とはじめて正面から 声を上げた方々の中のお一人だそうです。 著者は、この横田さんたちの活動に賛同し、 その活動についての話をしているとき、 それで、君はどうするの? 君はどうしたいの? と横田さんに問われ、自分ができることを し続けていくことを決意したそうです。 何かについて、誰かについて、 意見したあと、批判したあと、 もの申したあと、愚痴を言ったあとなどなど、 何かや誰かに責任転嫁して自分を正当化し、 言いっ放しで、ストレス発散だけに 終わってしまうことが多いものです。 でも、それらのあとに、 さらに、その先があるのだと、 そして、その先の自分の行動こそが大事なのだと、 つきつけられている言葉だと思いました。 私も、つたないながらも、できるかぎり、 思いや考えを書き続けていこうと決意しました。 |
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