■2024年11月23日の「今日のことば」■
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![]() 東大名誉教授の畑村洋太郎さんが書かれた 「直感でわかる数学」(岩波書店)という本の中に 「(わかるとは)あらかじめ 頭の中のテンプレートという、その人なりの 「考えの脈絡」というようなものがあって、 外から来たものがそれにピッタリ合致する、 ということ」という記述があります。 相手がわかる言葉に置き換えるということは、 (伝える人の)頭の中にあるテンプレートに 合致させるということなのです。 さらにもうひとつ、大事なポイントがあります。 それは 「頭の中のテンプレートは、人によって違う」 ということです。 人間は、言葉が情報として入ってきたとき、 実は文字列で理解するのではない、 ということをご存じでしょうか。 その文字列をイメージに変換して理解するのです。 だから、まったく知らない言葉など、 イメージに変換できない言葉は 理解することが不可能なのです。
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人間は、生い立ち、今の環境、いる場所、年代、
やっていること、立場などそれぞれが全く違います。 それらを背負って生きて来ているのだから、 頭の中に全く違うテンプレート(型)や イメージがあって当然ですよね。 人の数だけ、それぞれのテンプレートや イメージがある、のですね… 近くにいたり、似たような環境にいるとか、 何か共通点があるなどがあれば、同じような テンプレートやイメージも持ち合わせているでしょうが、 ひとつでも違っていたら、おそらく、 「頭の中のテンプレートとイメージ自分とは違う、 だから、自分の言葉が伝わるとは限らない」 と思った方がいいように思います。 前提でそう思っていると、 仮に大きく違っていても、 「ああ、この人は、このようなテンプレート、 イメージを持っているのだ」 と受け入れやすくなります。 すると、その人に何かを伝えるには、 このテンプレートを使うか、 このイメージに訴えかけるか、 などの対処もできやすくなります。 また、こちらのテンプレートやイメージと 大きく違う人とは、距離をおいたり、 避けることもできますしね。 ただまず、その違いを知るには、 (自分に必要であれば、その人に興味があればですが) よく話を聞くことだなと、思っています。 ここに手間と時間がかかるので、わかっていても、 なかなか実行できませんが…(汗) |
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