■2024年07月01日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
長い目で見れば、 愚痴はしつこい怒りを生むもと になるのです。 「上司の言葉に腹が立った」 「家事に協力してくれない夫にイライラする」 「子どもが言うこときかなくて…」 など、愚痴の内容は様々ですが、 それらに共通しているのは 「既に終わったことについて話している」 ということ。 過去のイヤな出来事をくり返し思い出し、 怒りの感情を再び燃え上がらせているのです。 つまり、思い出す必要のない怒りを わざわざ引っ張り出して、イヤな思いを もう一度味わっているのです。 そして、その怒りは、思い出すたびに 記憶に定着されていきます。 暗記の方法を思い出してください。 暗記はくり返し思い出すことで、 情報を記憶して定着させます。 愚痴を言うことは、怒りの記憶を 暗記しているのと同じです。 そして、記憶に定着されれば しつこい怒りとなって、ちょっとしたことで 思い出すようになって、さらにイライラ… という悪循環を生むのです。
まゆの感想
同じ愚痴を繰り返す人いますよね。
こちらは、もう暗記できるくらい 聞いているのに、何度も何度も繰り返す… 「もうやめて」「その話何回も聞いてる」 と言っても無駄だし、新しい話のように また話始める… こちらは、ウンザリしても、 自分のイライラや鬱憤を周りの人に 垂れ流しするしかなく、愚痴しか 話すことがないような人です。 そのような人の愚痴は、次から次に続き、 愚痴話以外は話せないようにもなります。 それは、 上記のことばのような カラクリだったのだと よくわかりました。 愚痴を言ってスッキリして、それに対処して、 新たな取り組みをすることが できるようになれば良いけれど、 愚痴が口ぐせのようになっている人は、 そんなことはなかなかできないようです。 相手が悪いので、 相手が変わらなければいけない、 自分はいつも被害者だと思い込み、 その中で悶々として堂々巡りから 抜け出せないのかもしれません。 愚痴りたいことの2つや3つ、 (いや、それ以上か(笑))おそらく、 誰にでもあると思いますし、 愚痴りたいときもあります。 でも、慣れ流しするばかりでなく、 その愚痴内容とどう取り組むか、 そんなことも大事ではないかと思います。 愚痴を頭に定着させたくないし。 この本には、イライラや愚痴の 対処方法なども書かれていますから、 一読してみてくださいね。 タイトル通りには なかなかいきませんが…(苦笑) |
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