■2024年06月04日の「今日のことば」■
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![]() フィルムのカメラがデジタルカメラに 切り替わるとき、カメラマンの反応は 二通りに分かれました。 「デジタルなんか、 画質が粗くて使い物にならない」 という派と 「デジタルは撮ったらすぐに失敗か 成功かわかるから便利だ」 という派です。 これは「古い習慣が心地よい人」と 「好奇心旺盛で新しい物を 積極的に取り入れていく人」 の差と言い換えてもいいでしょう。 注目すべきは、古い習慣が心地よい人は その「心地よさ」の正当性を守るために 新しい物のあら探しをしがちなのに比べ、 新しい物好きの人は そもそも今まで存在しなかったものを扱うので 守るほどの正当性を持ち合わせておらず、 あら探しのようなネガティブな傾向を 持たずにすみ、楽天的であることです。 本質的に楽天的であること、 固守すべきものを持たないこと、 これらは創造的思考の特徴でもあります。
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知り合いが、こんなことを言ってました。
「うちの主人は、新しい味のものが嫌い。 ちょっと違う味だと食べないし文句を言う。 何年間も同じ味好き。カレー粉も変えない。 同じ味で、同じ料理で満足している。 新しい味だと味がわからないんだって。 この味のどこがいいんだって、言うの。 反して、私は、新しいもの好き。 ずっと同じ味なんて飽きちゃうし。 今は、いろいろな食材があって、 変わった味もあってそれを楽しみたいし、 新しい調理道具も方法もあるから、 そんなことも試してみたいし。 同じ作るなら楽しい方がいいじゃない、ね。 なのでこの頃は、一緒に食事にいかない。 一緒だと、いつも同じような居酒屋だから。 それに面倒だけど、別々に食事をつくる。 主人には、同じものを出していれば文句を 言わないので、それは楽でもあるので」 味については、それぞれの感覚があるので、 どうこう言うつもりはないけれど、どちらが、 創造的で楽観的であるかはよくわかります。 どちらが感覚的に幅がでるかも。 どんなに逆らったって、同じようにいたくても、 時代は変わっていくし、新しいものでてくる… しかもその速度は、以前の何倍も早い。 それらを受け入れるのは葛藤もあるし、 時間もかかるし、思うようにもいかない。 でも、受け入れていかなければならないのであれば、 わからない~、ついていけない~と よくわからない~なんて、ぶちぶちと言いつつも、 楽しみながら受け入れていきたいと思う。 |
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