■2024年02月07日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
(パワーハラスメントを 受けていると訴える被害者の中には) ごく一部ではありますが、なかには単に 「被害者アピールするだけの人」 が存在するのも事実です。(略) 日頃から人間関係の摩擦が多く、 周囲を振り回す傾向があるなど、そもそも 原因は本人にあるにもかかわらず、 当の本人もストレスを溜めやすい傾向にあり、 そのストレスの不満のはけ口として、 「被害を受けた」と主張している 可能性があります。 また別の例として、 周囲の同情や関心を引くために 「被害者」として自分をアピールする ケースがあげられます。 このようなタイプは、日頃から 感情表現がオーバーで周囲の関心を引こうと する傾向があるのではないでしょうか。 このようなタイプが、 ハラスメント被害を訴えた場合は、 自分がどれだけ傷ついたかを切々と訴え、 過度に装飾された言葉と印象的な話しぶりで 周囲の同情を引こうとするかもしれません。 まるで「被害を受けたかわいそうな自分」に酔い、 哀れでいるようにさえ見えるかもしれません。 また客感的な事実がないのに、被害妄想が強く、 「被害を受けた」という思い込みが強くなり、 周囲の説得に耳を貸さないタイプも 「疑わしい被害者」の一つとして あげられるでしょう。
まゆの感想
前回は、加害行為者のことでしたが、
今回は、逆に被害者側の話になります。 上記のような話はよく耳にします。 周囲が振り回されてしまう事例ですね。 「自分のほうが被害者だ」とばかりに 被害者風を装い、周囲にあることないことを 大げさに吹聴し、周囲を振り回します。 周囲は、なかなか事実確認ができず、 事実がゆがめられて伝わることもあります。 すると、本当の被害者が、 加害者に見られてしまうことも起こりえます。 どちらの話が事実なのか、 どんな背景があるのかなど、 なかなかつかみづらいですし、どうしても 声が大きい方に耳を傾けがちになりますので、 なかなか難しい事例ですね。 このようなときの対処方法も、 (例えば、こんな内容を訴える社員がいると いう事実に注目し、まずは話を聴くことなど) 書かれているので、詳細を知りたい方は、 本書をぜひ読んでみてくださいね。 |
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