■2024年02月05日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ハラスメント行為者の5つのタイプ (一部略しています) 1.支配欲が強く、相手が自分の思いどおりに 動かないと気がすまないタイプ ・パワー・ゲームを好む傾向 ・「自分より上か下かのどちらかに分類 ・感情までコントロールしようとする (怒ったり、急にやさしくするなどして) 2.他者への共感性が欠如し、自己愛を 満足させるために加害行為を繰り返すタイプ ・共感性に欠けているので、被害者をどれだけ 傷つけているか全く想像できない ・自分よりポジションが低い人間は 「取るに足らない存在」として扱う ・自分の利益や満足を得るための 手足として利用する傾向 3.脆弱で不安定な自尊心を守るために 部下を攻撃するタイプ ・無理な虚勢をはる ・コンプレックスがあり、他者への嫉妬、 ねたみの感情に耐えられない ・優秀な部下に執拗に攻撃を繰り返す傾向 4.偏見や偏向が強いタイプ ・「男性(女性)はこういうものだ」 「新人は○○すべきだ」の偏見、偏向が強い 「○○のくせに…」などの差別発言が目立つ ・特定の人をターゲットにする傾向がある 5.こだわりが強く柔軟性に乏しいタイプ ・自己流にこだわり、他人の意見を 受け入れるのが苦手 ・発達障害、先天的な要因が疑われるケースもあり 6.その他のタイプ分け ・2つ以上が混在している場合 ・短絡思考、横柄、不誠実、エゴイスト ・何でも知ってるような態度を取る ・人の話が聴けない、えこひいきする ・自己陶酔、慢心した自己評価
まゆの感想
この本には、職場でのパワーハラスメント
(以下パワハラと略します)を いろいろな側面から具体例をあげて紹介しています。 例えば、 ○パワハラの定義 ○パワハラの判断基準 ○パワハラ発生の要因 ○最近の傾向 ○被害者から話を聴くときの注意点 ○被害者の復職支援 ○業種、組織風土ごとのハラスメントの特徴と対策 ○パワハラ行為者傾向、チェックリスト ○ハラスメント防止規程 などなど。 今回はそのほんの一部の紹介で、 さらに一部略したところもありますので、 詳しく知りたい方は、ぜひ、 この本を読んでくださいね。 この本の中に、 被害者を装う事例が多くなってきたという ことが書かれていました。 「装った被害者」で、その中でもとくに、 サイコパス(簡単にいうと、良心を持たない人、 愛情や共感力、罪悪感がほぼない人)が 「装った被害者」になると、 周囲を用意周到に巻き込み、被害者を演じ続け、 本当の被害者を孤立させていく、 ことが書かれていました。 このサイコパス、 男性では、100人に1人 女性では、300人に1人 の割合で出現すると言われているそうです。 (ただ、男性は99人、女性は299人 そうではないはず、なのでご安心を) 本当の被害者が孤立しないように、 しっかりと見極めていく目と耳、 見識が必要なようです。 とても参考になった本でした。 |
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