■2023年12月16日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
あなたは 「自分は損をしているな」 と考えることはありませんか? まっとうな人ほど、 ちゃんとした人ほど、 正しいことをしている人ほど、実は、 「自分は損をしているんじゃないか」 と、ふと思うことがあるものです。(略) 昔から「正直者はバカをみる」の 言葉があるように、世の中には 「正しい行いをしている人ほど損をする」 場面はあるものです。 しかし、それは、 人間社会において「よくあること」 とりたてて気にするほどの 「損」ではありません。(略) そんな言葉は、真に受けなくてもいい。 「たしかに、ちょっと損かもね」 で、ズルい人の言葉は、 受け流せばいいのです。
まゆの感想
著者の和田さんは、
人生において、損か得かなどは、 最期までいかないとわからないと言います。 また、 「金銭的に得」だけど、 「精神的に損」ということもあるし、 逆に、 「金銭的に損」だけど、 「精神的に得」ということもある、 と言っています。 例えば、 「拾った財布は警察に届ける」のが 正しいと思っている人は、 財布を拾った場合、当然ながら、 正直に警察に届けます。 しかし、警察には届けず、 財布を自分のものにしてしまい、 それを「得」だと思っている人にとっては、 それは「損」なことにうつります。 でも、正直な人が「得」をするために、 財布を警察に届けず自分のものにしたら、 いつまでも、気持ち悪さや罪悪感は 心に残ってしまい、精神的な「損」に なりかねません。 そんなことなら、自分の思いに正直に、 素直に届けた方が、良いことをした感で、 気持ちよいしもやもやも残りません。 届けなくても気にならなくて、 それを「得」だと思っている人は、 徐々に周囲から「そういう人」だと知られ、 信頼を得られなく可能性もあります。 そうなると、大きな「損」に なるかもしれません。 私は、財布を拾ったら届けますが、 それを「損」だとは全然思わず、 いいことをしたのだから、 いいこと貯金したぞ、なんて、 ひそかに思っています(笑) |
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