■2022年04月24日の「今日のことば」■

「今日のことば」

高学歴の「無自覚ナルシスト」には、
平気で嘘をつく人が少なくない。
そういう人の特徴として、アメリカの
精神科医Ｍ・スコット・ペックは
次の点をあげている。
（「平気でうそをつく人たち」より）

●どんな町にも住んでいるごく普通の人
●自分には欠点がないと思い込んでいる
●意思が異常が強い
●罪悪感や自責の念に苦しむことを
　絶対的に拒否する
●他者をスケープゴートにして、
　責任転嫁をする
●体面や世間体のためには人並み
　以上に努力する
●他人に善人だと思われることを強く望む

		出典元	高学歴モンスター: 一流大学卒の迷惑な人たち
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	片田 珠美

まゆの感想

高学歴なのに、
「仕事はさっぱりできないね」
「礼儀知らずだよね」
「なんでこんな問題を起こすの？」
「なぜあんな暴言を平気で言うの？」
「なんでこんなこともわからないの？」
なんてことに、たびたび出くわします。

もちろん、高学歴かどうかに関係なく、
そんな人はいるものですが、
この本では、高学歴の人を取り上げ、
高学歴の人がつまずきやすい原因を
以下の５つにあるのではないか、
と言っています。（一部略）

１．強い特権意識をもっている
　　（自分は頭がいいのだから、
　　　特別有利な取り計らいをしてもらって当然、
　　　普通の人には適用される規則は、自分には
　　　適用されない、何をしても許される、
　　　などと思い込んでいる）

２．想像力と共感の欠如
　　（自分より頭が悪い人や下だと思う人の気持ちを
　　　想像するには及ばないし、痛みを共感するなど
　　　する必要もない、と思い込んでいる）

３．現実拒否
　　（自分のしたことを否認する。なまじ頭がよく
　　　弁も立つので否認し続けていれば周囲も
　　　信じてくれると思い込み、そう願望している）

４．状況判断の甘さ
　　（過去の成功体験があるだけに、これをしても、
　　　大丈夫だろう、今度もうまくいくはずと
　　　楽観的に考える。自分の能力を過大評価する）

５．自覚の欠如
　　（「私は悪くない」と徹頭徹尾言い張る。
　　　それは自分が相手を傷つけたり、嫌な思いを
　　　させた、不愉快にさせたという自覚がない）
　　　自分がそうさせているという自覚がない）

おおそうかもしれない、そういう人は、
高学歴でなくてもいっぱいいるしな、
などと妙に納得しました。
ちなみに二世、お金持ち、成功した人にも、
このような傾向はでやすいようです。
そして、このような人たちを
変えることは無理だとも…
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。