■2021年03月03日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「彼(すい癌で45歳で亡くなった)が 亡くなった後、しばらくして奥さんに連絡すると、 彼女は、『少し落ち着いてきました』 と言いました。 私が、 『何が一番そういう気持ちにさせましたか?』 と尋ねると、職場に戻ったら、みんなが 『おかえり』と言ってくれたこと と言うのです」(略) みんなが 『おかえり』と言ってくれたこと、 素敵だなと思った。 新型コロナウィルスの感染拡大のなかで、 感染してしまった人を激しくバッシングしたり その人が働いていた会社にまで批判を ぶつけたりする人がいたりする。 つらい闘病や、隔離生活をして、 戻ってきたときにみんなが 「おかえり」といってくれたら、 どんなにほっとするだろうか。 「2週間おつとめご苦労様でした」 と、温かく迎え入れる社会になることが、 僕たちにとって大事な発想の転換のように思う。
まゆの感想
正直なところ、
コロナウィルス感染した人を 素直に「おかえり」と迎え入れられるか、 私には自信がありません。 「この人はどこで感染したのか、 もう本当にうつらないのか」 などの疑問が残り、多少の偏見は 残ってしまうような気がするからです。 ただ、自分もかつて 感染症にかかったこともあり、 感染して治療が大変だったこと、 感染したことにより周囲への迷惑をかけ、 その後もかなり気をつかったこと、 肩身の狭い思いをしたこと、などは 身にしみてわかっているので、できる限り、 偏見なしで迎え入れたいと思います。 感染した人だけでなく、 疲れて帰ってきた人、頑張ってきた人、 打ちひしがれて戻ってきた人、もちろん、 普通に家に帰ってきた家族も、 「おかえり」と温かく迎え入れる、 そうありたいし、そうしようと、 発想の転換をはかるべく努力中です(苦笑) 自分もそう迎え入れられたら、 とても嬉しいと思うから。 「おかえり」「おかえりなさい」って、 温かいことばだなとしみじみ感じます。 |
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