■2020年10月28日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ひたすら歩くことで移動するアリは、 「連続性」や「つながり」 つまり論理を重視します。 時に「ジャンプする」キリギリスは 必ずしも論理だけでなく、「論理の飛躍」も 恐れず併せて直感を駆使するのです。 このように、意思決定の判断材料は アリとキリギリスの間では決定的に異なりますが、 川上の意思決定に川下の論理を持ち込んで、 いつでもたっても新しいことが始められないと いう事態は、さまざまな組織で見られる アリとキリギリスの対立構図です。 「周到な準備をすれば必ずよい結果がでる」 とアリが考えるのに対して、キリギリスは 「結局はやってみなきゃわからない」 と考えるのです。 そもそも「成功」と「失敗」を完全に分けて 考えること自体がアリの発想です。 キリギリスにとっては、いずれも、 チャレンジの過程でしかないのです。
まゆの感想
川上は、まだ「何もない」状態で、
未開発だったり、これからという状態で不安定。 反面、川下では、川下にいくほど、 ヒト、モノ、カネ、知識が蓄積されて、 安定感があるようです。 さらに、 アリは川下に生きているのですが、意思決定を 行うにも決定論の考え方に支配されており、 そこに必要なデータと論理、また一度うまくいった ことは再現か可能であるが決定の前提。 反して、不確実性の高い川上に生きる キリギリスの世界では、 「やってみなければわからない」という 確率論に支配された世界で、最低限必要なデータは 集めるものの、最終的にはやってみて判断する、 というのが、基本的な態度だといいます。 どちらが居心地がよいか、 どちらが決定するために大切と思うか、 もちろん、両方ということもあるでしょうが、 だいたい、どちらかに多少なりとも偏るようです。 私はどちらかな、と考えてみたら、 どちらかというとキリギリスかなあ、 と思いました(笑) みなさまはどう思われましたか? |
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