■2020年09月18日の「今日のことば」■
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![]() 「子どもがあの学校に合格しますように」 「病気が治りますように」 「あの会社に就職できますように」 と私たちは祈ります。 ところが、子どもは不合格、病気は治らない、 就職も行きたいところには行けなかった、 ということはよくあることです。 「神も仏もあるものか」と言いたくなるのは、 こういう時です。 ところが、実は、 「求めること、捜すこと、戸を叩くこと」 も大切ですが、それに応えて与えられるものを 謙虚に〝いただく心〟のほうがより大切なのです。 激しく求めただけに、その求めたものが 与えられなかった時の落胆、 捜しものを見つけられなかった時の失望には、 計り知れないものがあります。 でも、そういう切なさ、辛さこそが、 実は人間が成長してゆく上で、 「本当に大切なもの」「必要なもの」 だったのだと、必ず気づく日があるものです。
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謙虚に〝いただく心〟のほうがより大切、
というところで〝いただく心〟ということを、 とても考えさせられました。 〝いただく心〟とは、例えば、 恩恵にあずかったときに、 「ありがとうございます。いただきます」 褒めてもらったときに、 「ありがとう、とても嬉しいです」 と、素直に受けとり、相手の好意を いただくことでも、あるでしょうが、 その逆のとき、例えば、 落胆や悲しみ、寂しい、辛い時でも、 この今の現実や現状や、 こんな目にあっている自分を、 〝受け入れる心〟〝受け止める心〟 でもあるということです。 いままで〝求める心〟に目を向けてきましたが、 これから謙虚に〝いただく心〟ということも、 取り入れていきたいと思ったしだいです。 |
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