■2019年12月09日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
若い頃、時間ができたらしたいと思っていた 翻訳や読書を億劫に感じる自分がいる。 これが老いるということの哀しさでもあります。 ただ、そうであるからこそ、 今を大事に生きることにもなります。 若い頃できていたことが容易にできなくなる。 明日は、もっとできなくなるかもしれない。 だからこそ、今という時間をていねいに、 生きるようにもなります。 私の好きな言葉に、 「今日が私の一番若い日」 というのがあります。 一番若い日だから、今日は若々しく行きたい。 今日がある力が、明日もあるとは限らないのですから。 そういう意味では、死ぬ日さえ、 「一番若い日」と考えることもできます。 逆に、死に日を「一番歳をとった日」と 考えることもできるでしょう。 どう考えるかは自由ですが、 今日のこの日が、「一番若い日」であることは、 間違いありません。 (渡辺和子著分)
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