■2019年10月21日の「今日のことば」■
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![]() 身体の痛みを伴うこと、 つまり暴力は、目に見えるから禁止できる。 しかし、心に傷を与えないようにするのは難しい。 必ずしも目に見えないからである。 しかも痛みに対する感受性は、 人によって違うこともわかっている。 同じ傷でも、耐えられる人と耐えられない人がいる。 痛がる人と、そう痛がらない人がいる。 その2つがあるということは、進化の過程で、 そのどちらにもそれなりの意味があったということであろう。 戦前か戦中なら、身体の痛みは徹底的に我慢しろと教えた。 戦後は徹底的に傷みは避けよ、与えるな、と教える。 どちらも極端であろう。 実情はその中間に落ちる。 私は半分生きているが、半分はもう死んでいる。
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白か黒か、右か左か、良いか悪いか、好きか嫌いかなど、
両極端なことを主張する人、どっちかはっきりしろと、 押しつけてくる人もいますが、 実情は「その中間に落ちる、その中間にある」 のだと、私も思います。 どちらかはっきりしろと言われても、選べと言われても、 好きなところもあるけれど、嫌いなところもあるなどなど、 なかなか決められず、中間で揺れて、振れて、 考えて、迷い、悩み、堂々巡りし、後戻りし、 そっちに偏ったり、こっちに偏ったりして、 そうして生きていることが多いと感じるからです。 また、すぐにどちらか選べる人は、 すぐに変わることも多いといわれてもいますから、 なんだかんだと選んだみても、決心しても、実際には、 人間は変わりやすいのではないかとも思います。 そんな中で、どこに自分の軸を見出すのか、 そんなものは必要なのか、必要ないのか… そんなこともまた、中間にあるのかな、などと揺れつつ、 自分の本音は、どの辺りにあるのかだけは、 わかっておきたいな、と思うしだいです。 |
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