■2019年09月12日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
悩みを抱える人は思考系番地だけを グルグルと使っています。 つまり、悩みグセのある人たちは、 悩み自体とずっと考えてしまうことで、 「私」という個人を外から 見ることができなくなっているのです。(略) 一方で、特別な対応をしなくても自分のことを 客観的に観察できる人は、 基本的に悩みを引きずりません。 「相手は自分のことなんか何とも思っていない」 と冷静な判断を下すことができるはずです。 「あの発言はまずかったかな。あとで謝っておこう」 と、軌道修正をしていけます。 ところが、自己観察力が弱いと、 こうしたことができなくなってしまうのです。 ふさぎこんでしまうタイプだと感じる人は、 自分を客観的に見るようにしてみてください。 あなたにとって「大きな悩み」となっているものは、 客観的に見るとちっぽけなことの場合も多いのです。
まゆの感想
脳の専門家の加藤さんは、
悩んでいる人は「顔でわかる」と言います。 たとえば、 ●何か他人から言われると、すぐに怪訝な顔をするタイプ (過去のネガティブなこととすぐに結びつけてしまうから) ●焦点が定まらず、フリーズしたような表情をする (いろいろなことに対応できずフリーズしてしまう) ●怒ったような表情 (自分の考えていることがうまく表現できない、 やろうとしていることが思い通りにできないために、 不機嫌そうな顔をする) など。そして、 「自己観察の力が弱くなってくると、悩みは深くなっていく」 と言っています。 たとえば、他の人から、どう思われているかといったことが 気になりだすと、そのことで頭がいっぱいになり、どんどん 悪いことを考え、不安になってしまう、ことが多いようです。 そこで加藤さんのクリニックでは、 「クリニックに来る相談者の状態を画像で示し、 自分の脳を客観的な立場で観察してもらい、同時に 医師としてアドバイスを行うようにしています。 自分自身の脳画像を目の前に置き、 もう一人の自分に観察してもらうのです」 というようなことをするそうです。 こうすると、実態のある「脳の形」として捉えられ、 自分の「悩みの根元」がどこなのかを探れ、自分がどんな問題を 抱えているか、よく理解できるのだそうです。 自分を客観的に見ること、大事なんですね~ 客観的に見る方法のひとつとして、 友人がもし自分と同じようなことで悩んでいたら、 その友人に自分が「どのような言葉をかけるか」 などを想像してみる、などがあるようです。 そして、その言葉を自分にかけてあげるといいようです。 |
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