■2019年08月07日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
食べすぎて太ったと騒ぎ、ダイエットに励むのは人間です。 野生動物は、欠乏していたものが充足すれば、 そこで摂食行動を停止するので、 おいしくても食べ過ぎることはありません。 事実、満腹したサルに好物のバナナを与えると、 見向きもしないか、自分の隠し場所に持っていき、 空腹になったとき食べるのです。 身動きもできないほど太ったライオン、キリンなど、 これまでに見たことはありません。 これが本来の理想的な食行動なのです。 満腹したら、たとえ好きなものでも食べない。 しかし、人間の場合は我慢ができなくて、別腹と称して、 お腹いっぱいでも食べてしまうのです。ヒトは、 他の動物に比べて大いに発達している前頭連合野の動きが、 本能の行為をコントロールしてしまうところに問題があります。 要するに、おいしさの誘惑に弱いのです。
まゆの感想
「おいしい~」ものを食べると、幸せな気持ちになりますし、
イヤなことも、忘れさせてくれる効用がありますよね。 おいしいものを食べつつ、語らうのも楽しいですしね。 でも…だからついつい、食べすぎてしまい、 ダイエットせねば、などと思ってしまいます…(悔) この本によると、 人間には、お腹がいっぱいになったとき、食欲を抑制するために、 ブドウ糖、インスリン、レプチンなど代表的な物質が働くそうです。 ○ブドウ糖は、血液にはいると血糖といわれ、血糖値が上昇すると、 脳の視床下部の摂食中枢を抑制し、満腹中枢を興奮させるので、 満腹感とともに摂食の中止に向かう ○インスリンは、血糖値が上昇すると、血糖値を下げる働きと、 満腹中枢に働きかけて摂食を抑えたり、白色脂肪細胞に 作用してレプチンを分泌させます ○レプチンは、強力な摂食抑制作用がある 現代の飽食化により、身体機能が乱れていることもあるようですが、 抑制作用にいちばん大切なレプチンが、野生動物ほどに、 一食ごとに機能しないこともわかってきているとか。 さらに脳も発達し、本能もコントロールするようになってきたとすると、 食欲抑制機能が働かず「食べすぎるわけだわ~」 夏場太りすぎる私にはとっては、 おいしいものを抑制せねばなりません(苦笑) どうしたら抑制できるのか… 身体任せ、脳任せにしてはダメで、やっぱり 意識的に抑えていく、しかないのでしょうね。 腹八分目なんて、とってもむずかしい… 誘惑ばかりだし…ああ、むずかしい… |
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