■2019年07月18日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人の命は尊く、いつ延命治療を中止すべきかは 大変難しい問題です。 しかし、たった一人それを決定する権利を持っている人がいます。 それは、家族でもなく、ましてや医師でも看護婦でもありません。 いつかは必ず終末期医療に直面するであろう、あなた自身です。 日本では、無意味な延命治療の中止を求める患者の事前の 意思表明すなわちリビング・ウィルは、欧米のように 法制化されているわけではありませんが、 自己決定権は認められています。 日本の憲法学者もリビング・ウィルに書かれている 延命治療の中止の要請は、憲法が保障する自己決定権に 該当することを認めています。(略) あなた自身も必ず1回は自らの終末医療問題に直面します。 その時に備え、ぜひとも、リビング・ウィル 「終末期の医療・ケアについての意思表明書」を書いてください。 家族に口頭で伝えておくだけでは不十分です。 全ての高齢者が、「終末期の医療・ケアについての意思表明書」を 書くようになれば、少なくとも、無意味な延命治療はなくなります。 ぜひ、多くの方がリビング・ウィルを書き、家族や友に 見守られながら、やすらかに最期を迎えていただきたいと 願っています。
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