■2019年07月08日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
何も考えずにコンピューターに上がってくる売上げ情報や 現地からのメールだけを見ていると、すべてのオペレーションが うまくいっているような錯覚に陥ってしまいます。(略) 上がってくる報告だけをうのみにすると、痛い目にあいます。 いちばんいいのは自分が直接出向くことです。 それもあらかじめ日時を伝えてではなく、突然赴くことです。 また、そのときに偉い人と話をするのではなく、 現場の末端で働いている人にいろいろと話しかけて、 情報を聞き出すことが重要になります。 相手から情報が上がってくるのを待っているだけではなく、 自分から情報をとりにいくと、思わぬことが聞けたり、 自分が想定していたことと相手が感じていたことの食い違いが 見つかったりします。 現代社会では、相手からの情報を待っているだけではなく、 自分から取りにいくというスタンスが非常に重要です。
まゆの感想
報告書には、悪いことは書かず、できるだけいいことや、
差し障りのないことを書くのが人間心理だそうです。 当然ですよね…だって、 自分の不手際や失敗を表沙汰にしたくないので隠したいし、 トラブルを書いて叱責もされたくありませんし、 問題を報告して、面倒なことになりたくもありません。 また、上司も耳に痛いことは聞きたくありませんし、 面倒なことに巻き込まれなくてすむので安心するし、 お互いに一定の評価が得られますから。 こんな人間心理を理解せずに、 上記のような報告書や売上げ数字だけを見て安心していると、ある日、 「なんで、もっと早く言わないんだっ」 などということが、よく起こりがちだそうです。 ですから「すべてのオペレーションがうまくいっている」 というような情報は疑ってみる必要があるそうですし、 現場の情報は自ら出向いて聞き、状況を把握し、 対策を早めに打つのが大切だということです。 そうわかっていたとしても… なかなか簡単には実行できないし、大きな企業にいれば、 現場の声などないがしろになれがちです。 昨今のコンビニ業界のニュースなどを見聞きするにつれ、 本当の現状認識、状況確認は必要ではないかと思います。 また、問題があり、報告しなくてはいけないようであれば、 「こことここに問題がありますが、こういう対策を取っています。 (もしくは、検討中です)もっとよい案があれば教えてください」 などと、するとよいということです。 |
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