■2019年06月14日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
![]() じっくりと話を聴いてくれる相手を前にして、自分の 経験や思いを振り返りつつ言葉にしていくプロセスを通じて、 自分の見方が歪んでいることに気づくことがある。 人から歪みを指摘されると、自分を正当化したい思いに駆られ、 かえって気づきが得られにくくなる。(略) 「そんなの考えすぎだ」 「ずいぶん歪んだ見方をするなあ」 「愚痴ってばかりいないで、やることやってくれよ」 と思う場合でも、相手を無理やり変えようとして意見しても 逆効果に終わることが多い。 むしろ、聴く耳をもってじっくり耳を傾け、 思うことを十分吐き出させることで、相手は自ら変わっていく。 そう信じて、相手の気持ちに寄り添って聴く姿勢をもちたい。
![]()
何度も同じ話や愚痴、心配ごとや不安などに耳を傾けるのは、
正直なところ、辛いものがあります。 とても黙って聴いておれなくなり、イライラして途中で、 上記のように「考えすぎじゃないの」などと、 言ってしまいがちになります。 同じ話を聴かされると「またか…」と顔に出てしまうし、ね。 でも、もしかしたら、同じ話を繰り返す人は、 その話の内容に、その人を支えているような、 何か大事がことが含まれているのかもしれません。 「その話は何度が聴いてるけど、何度も話すということは、 あなたにとっては、よほど大切な話なんだね」 などとやんわりと言ってみるとよいかもしれません。 愚痴や心配事や不安などネガティブなことばかり言う人は、 自分の中で、その話ていることが決着がつかず、 ただただ堂々巡りをしているのかもしれません。 「あなたは、そう感じているんだね」 と、相手の感情に添うとよいかもしれません。 ついつい否定しがちな相手の話も、 こちらの聴き方を変えると、違ったことが見えてくるかもしれません。 かなり忍耐はいると思いますけど(苦笑) やってみる価値はあるかも… |
![]() |
|