■2019年06月13日の「今日のことば」■
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![]() 「気づく」ことで怒りの8割を払うことができる。 ちょっとイラっとしたり、くよくよと悩んだりしたとき、 深く深呼吸をするとちょっと気分が落ち着き、 「よし、もうひと頑張りしてみようか」と気持ちが切り替わる、 という経験を持つ人はたくさんおられるでしょう。 これはある意味では、深呼吸が 「行」として機能したものと言えます。 こうした「頓服薬」としての行というのは、いつでも 思い立ったときに日常の中に取り入れることができます。 例えば僕は「眼鏡を丁寧に拭く」ということを、 頓服的な「行」という日常に取り入れています。(略) 忙しい日常の中でも、10分くらいは 「何もしなくていい時間」というのはあるものです。 そういうとき、静かに座って、 眼鏡を外し丁寧に眼鏡の汚れを拭き取る。 たったそれだけで、頭の中でゴチャゴチャとまとまらなかった 考えがすっきりとして、晴れやかな気持ちになります。 このとき重要なのは「何かのついでに拭く」というのではなく 「決まった手順で丁寧に汚れを拭き取ることに集中する」 ということです。 「眼鏡がきれいになる」という結果ではなく、 「汚れを取る」というプロセスに集中し、自分の身体と眼鏡、 (奮発した)鹿革の眼鏡拭きとの一体感を高めていく。 そうするとだんだんと、心がスッと落ち着いていくのです。
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怒りというのは、
心の水の流れにどす黒いインクを流しているようなもので、 心に怒りがあると、心にダメージを与えるそうです。 この心のダメージを少なくし、元の澄んだ流れに戻すためにも、 日々の怒りを減らしていくことが、とても大切だそうです。 そのためには、自分の怒りに気づくこと、 また、「行」をするとよいそうです。 身近なところでは、徐々に効いてくる以下のような 「行」がおすすめだそうです。 1.日常の中で「怒っているぞ」と気づいた瞬間、 「私は怒っています」と3~5回、ゆっくりと心の中で唱える。 (驚くほど効果があるそうです) 2.掃除、アイロンがけなど、家事を「行」にする。 行として家事を行うときには、拭き掃除なら拭き掃除、 アイロン掛けならアイロン掛けに集中する、ということが大切で、 こうすると集中力が高まり、心が落ち着いてくるそうです。 10分だけでも何かに集中すると頭の中がスッキリし、 気持ちが落ち着くので、自分なりの「行」を 見つけていくとよいそうです。 ちなみに私の「行」は、ウォーキングです(笑) その時には、ただ歩くことに集中することにしています。 |
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