■2019年03月11日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
なぜ、食事の時、噛むことが重要なのでしょうか。 まず第一に口の中でしっかり砕き、 細かくすることで、胃腸の負担を軽減できるからです。 そして、時間をかけて食べることで脳の満腹中枢が刺激され、 食欲を自然と抑えられることも多くの方がご存じでしょう。 加えて、噛むことで活性化酵素を消すことができることは、 ご存じでしょうか? 活性化酸素は、細胞を傷つけてがん細胞へと変化させるものです。 しかし、唾液には活性化酸素の害を抑える抗酸化力の高い酵素 (カタラーゼ、ペルオキシダーゼ、スーパーオキシダーゼなど) が含まれています。 つまり、活性化酸素を抑えるためには、よく噛んで、 唾液をたくさん分泌することが大事なのです。(略) よく咀嚼することで脳の衰えを防ぎ、脳のエクササイズにも なるため、認知予防や記憶力の維持にもつながります。 最近はスナック菓子やファーストフードなど、一口で 「おいしい」と感じる味の濃い食べ物が増えていますが、 逆に、噛むことが減って体や脳を老化させる食べ物であると いうことを忘れずにいてください。 食事は楽しく、ゆっくり味わいながらよく噛んで食べる。 これはぜひ、身につけてほしい習慣です。
まゆの感想
腸内フローラ研究の第一人者の藤田さんは、
「昼食時レストランや食堂で過ごすサラリーマンを眺めていると、 よく噛んでゆっくり食事をしている人は本当に少ないものです。 一人でお店に訪れる人たちはスマートフォンを片手に、 呑み込むように食事をしています。 これでは、老ける一方です。 私は1回1秒、30回、噛んでから飲み込むようにしています。 一口に30秒かけて食事をしていることになります。 よく噛んだ方が、味がよくわかり、食事の量も控えることができます」 現代は、食べるときにもスマホを放さず、また、みんな忙しいので、 ゆっくりと食べる、楽しんで食べるということが 以前より少なくなってきているそうです。 そうなると、よく噛んで食べることがよい、とわかっていても、 なかなかそうできないですよね。 でもよく噛むとことは、胃にも腸にも、 活性化酸素を抑えるためにも、脳にもいいようです。 またアンチエイジングにも、ダイエットにもいいようですから、 毎日の中で、どこか一食だけでもいいから、 「よく噛むこと」意識していきましょう~ |
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