■2019年02月13日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
感情に訴える主張ほど、 冷静にその内容を考えてみた方がよいのです。 少年サンデーの初代編集長など小学館で40年間、 編集の仕事をした豊田きいちさんは、 「昔から、新聞、テレビ、雑誌などのメディアには 『売るための3つの定義』がある」と指摘されています。 その3つとは、「生命の危機」 「経済(金銭)の危機」「貞操の危機(男女ともに)」 なのだそうです。(『編集』豊田きいち著) いっとき新型インフルエンザのパンデミックなどが 報道されたことがありました。 イギリスのEU離脱のニュースなど、 経済危機を強調する大きな報道がありました。 こうした瞬間、わたしたちは今日まであった世界とは違う 恐怖の世界が始まるのではないかと、急に不安になり、 テレビのニュースなどに釘づけになりがちですよね。 しかし報道をしている側には、こうした ノウハウがあることも頭に入れておくことが必要です。
まゆの感想
「生命の危機」
「経済(金銭)の危機」 「貞操の危機(男女ともに)」 を、煽った記事や報道をすれば「売れる」というノウハウがある、 ということでしょうね。 そうですよね、どうしても気になりますから、 ついつい見てしまいますよね。 専門家が出てきて、専門分野について話すことがありますが、 このとき、よい予測より、悪い予測をする方が、例えば、 「今は、順調だけれども、これから先はわからない」などと、 いう方がもっともらしく、人々の興味を引くそうです。 木山さんは、 「人々の不安を煽るような主張は、通りやすくなる傾向があり、 不安は恐怖を呼び起こし、相手を思考停止にできる。 そうした危険性がある主張である可能性も理解しておきたい」 と、言っています。 う~ん、どうしてもそうなりがちだな~ これから上記の3つの情報を見たら、メディア業界の売るための戦略で、 もしかしたら、盛られている、あるいは、煽っているのかもしれない、 と、できるだけ冷静に見ようと思ったしだいです。 (そう、できればいいのですが…(汗)) |
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