■2019年02月06日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「○○するべき」「△△であるべき」などの「べき」に 従う生き方は、自分の人生の主導権を手放すことに等しい。 ある意味それは「ラク」ですが、 「クルシイ」の始まりでもあるのです。 上司なんだから、部下より会社に貢献するべき。 営業なんだから、お客様を最優先するべき。 先生なんだから、忙しくても生徒の相談に乗るべき。 母親なんだから、料理をするべき。 自分が、これらのような「べき」に従って行動していると 気がついたら「強く望んでいる」と言い換えてみてください。 ・上司なんだから、部下よりも会社に貢献するべき。 →上司として、部下よりも会社に貢献できることを 強く望んでいる。 このように頭の中で変換すると、 「べき」に従ってやらされているという意識から、 自分が望んでやっているという意識に変わります。 それだけで、行動の質とパフォーマンスは 変わっていくでしょう。
まゆの感想
この「べき」は、褒められたり、感謝されなくて
不満を感じる時に見つかりやすいもの、だそうです。 この本の事例から、例えば、先輩と二人で会議室に入り、 テーブルが汚れていることに気がついたとしましょう。 これは拭いたほうがいいな、とあなたは感じました。 この時もし 「キレイなほうが自分もみんなも気持ちいいから拭こう!」 と思って拭けば、テーブルがきれいになった時点で 満足するでしょう。 でも、 「自分がいちばん若いから拭くべきだよな」 と思っていると、テーブルがきれいになっただけでは満足しません。 その上、先輩が何も言ってくれなければ、 「ひと言くらい、ありがとうとか気が利くなとか、 言ってくれてもいいんじゃないの?」 と文句を言いたくなるかもしれません。 「べき」に気づきやすいのは、まさにそんなタイミング、 だそうで、ここで「べき」思考に気がついたら、 「私は、テーブルがきれいになることを強く望んでいる」 と、言い換えてみるといいそうです。 「○○するべき」「△△であるべき」に支配されていると、 私がやってやってる感ややらされている感が残り、 他者に評価や感謝をしてもらいたくなるし、 そうしてもらえないと不満がつのりがちです。 「○○するべき」「△△であるべき」という気持ちが むくむくとわき上がってきたら、いったん立ち止まり、 自分がそうしたいし、そう望んでいるのでやる、と 思った方が、気が楽になるかもしれませんね~ |
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