■2018年12月20日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
心に余裕がないとき、落ち込みへこんで自信を失っているとき、 ついつい他人の悪口を言ってしまうこと、他人を非難すること ってあると思います。 「あの人、偉そうよね」「あの人、地味な仕事はやらないで、 いつも好きな仕事ばかりやってずるい」というように。 でもね、他人を批判しているときというのは、実は、 自分の本心を告白しているのと同じなんです。 「あの人、偉そうよね」と言っている人は、 「私も自分が偉いと思ってるけれど、恥ずかしくてそんなふうに 振る舞えないから、自分が偉そうに振る舞える人が羨ましい」 ということだったりします。 「あの人、いつも好きな仕事ばかりやってずるい」であれば、 「本当は私も好きな仕事ばかりやりたいけど、できないから、 好きな仕事ばかりやっている人が羨ましい」 ということだったり。 つまり悪口や批判は、 「自分がやりたいのにできないことや、怖くて、恥ずかしくて できないこと(タブー)を、堂々とやっているあなたはずるい、 羨ましい」と言っているに等しいのです。 普段は押さえつけているけれども、 実は心中でいつも考えている自分の願望を、 目の前でヒョイと見せられたものだから、羨ましくなって、 つい本音が悪口や批判という形で出てきてしまうようなもの なのです。 だからそれをやっても平気な人、 うまくいっている人、認められている人をみると、 つい妬ましくて悪口を言ってしまうのです。 これは、自分に自信がないときの「心のクセ」なのです。
まゆの感想
他人の振りを見て、ついつい批判したり、
悪口言うことって、ありますよね。 その全部が全部上記のようなことばかりではない、と思いますが、 こういう自分心理は、あるのかもしれないな、とは思います。 心屋さんは、 もしも誰かを批判したり、悪口を言ってしまったとき、 ああ、また言ってしまったと、自分を責めたり、 私が正しいと正当化してしまうより、 自分の心の奥深くにある考えや本音を教えてくれているんだな、 自分の心の奥底の本音に気づくチャンスなんだ、と とらえてみてもいい、と言っています。 こうすると、 「自分にもそんなところもあるかもなあ」などと、冷静になれ、 ちょっと心に余裕ができて、その許せない人のことも、 少し大きな目で見れたり、流せるようになるかもしれない、 ということです。 批判や悪口を言いっ放しで、ネガティブに終わらせず、 自分のためにも役立てる、という感じでしょうか。 |
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