■2018年12月05日の「今日のことば」■
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![]() 「苦労をかけて申し訳ない。 これからは、好きな人生を送ってください」 自殺を決意した夫は、 妻に遺そうと遺書をしたためた。 しかし、自殺は失敗する。 そして、妻は夫に、 「とりあえずいまは、 わずかな光が見えるトンネルに逃げましょう。 どこか他の地で、 もう一度やり直してみましょうよ」 生きて、やり直そうと説得した。
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この話は実話で、兄弟の借金をかかえ、会社経営に失敗し、
六甲山で自殺をはかったNさんが、自殺に失敗し、 妻の元へもどったとき、妻がNさんに語りかけたことばは、 「倒産?かまわないじゃない。 それで命がとられるわけじゃないわ。 神戸にいるのが苦しいのなら、どこか他の場所で、 もう一度やり直してみましょうよ」 だったそうです。 そして夜逃げをするのですが、その後きちんと法的な整理もし、 東京のアパートで共働きをして幸せに暮らしているそうです。 会社の倒産、借金、裏切りなどで、人生に転落した元社長たちの 自殺を食い止めようとする、八起会会長の野口さんは、 この本の中で、こんなことを話しています。 「私たちの仲間でも、再起できる人、再起できない人がいる。 どこか違うかいうと、苦しみ方である。 再起する人は、いつも明日のことで苦しんでいる。 ダメな人は、過去で苦しむ。 「あの時、あんなことさえなかったら…」と、 いつまでもこだわっている。 夜逃げはいけないが、たとえ夜逃げというかたちでも、 過去ではなく未来を見つめられる場所をまずは、 見つけてほしい」と。 野口さんは、2016年逝去されましたが、 その教えをこうた八起会の先輩たちが「倒産110番」を 継続されています。 http://yaoki.html.xdomain.jp/index.html |
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