■2018年09月27日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
デボラ・タンネンとミヒャエル・マリーは、 夫婦のコミュニケーションにとって生じやすい基本現象を 次のようにまとめています。 〇妻たちは、夫と話し合いながら 二人の関係を深めたいと考えている。 ●夫たちは、妻と話し合わないで 二人の関係を深めたいと考えている。 〇妻たちは、夫たちの「だんまり」行為を 「愛の失墜」と理解する。 ●夫たちは、妻が黙ってしまうと 「妻は今、ふれられたくないんだな」と理解する。 妻たちは、夫が話さないことを「破壊的な行為」だと認識する。 夫はそれが関係を深めるためによいと判断しているのに。 夫たちは、妻が常時語りたがるのを 「二人の関係に鬼門をいだいている」と認識する。 妻にとっては、「いつも話し合うこと」は 二人の関係をケアするためであるのに。 もう少し進むと、夫にとって、 妻の態度が「破壊的」に見えてくる。 妻は、関係を深めるためにそうしているのに。
まゆの感想
夫婦、カップルのコミュニケーション方法は、
「正反対のこともある」ということが いろいろな研究からわかってきています。 切ないことですが…ちぐはぐなことはある、のですね~ 恋愛中は「正反対」なことが、可愛く、 愛おしく感じられたりしたことも、残念ながら、 長くいっしょにいるようになると、その違いが苦痛となり、 埋めようがないほど絶望的な違いに思えてくることもあります。 たとえば、妻(彼女)の方が、よかれと思ってやったことが、 夫(彼)の方からみると 「余計なことをして。それでやってやったとはなんだ」 と怒りになったり、 逆に、夫(彼)が、妻を喜ばせようとして食材を買ってきて、 妻(彼女)から、 「作るのは私。今日はそんな時間がないのに、余計なことして」 と、いや~な顔をされることもあります。 ですから、「愛がない」「うるさい」「こうだから、こうなんだ」 と、一方的な見方をすると、間違いをおかすことにもなります。 ちぐはぐな態度の中に、実は、互いの愛や思いやりが含まれている、 かもしれないと思ってみること、大事なようです。 |
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